京浜急行電鉄株式会社と株式会社サムライインキュベートは、第3期「KEIKYU ACCELERATOR PROGRAM」で優秀賞を獲得した株式会社シナスタジアとともに「XR観光バスツアー」の実現を目指している。
そして3者は、横浜の魅力を発信する「オープントップXR観光バスツアー@横浜」で体験できるXRコンテンツの企画原案を11月9日~12月13日の期間で募集。
このたび、31件の応募のなかから最優秀賞を1作品、優秀賞を2作品選出し、最優秀賞の企画をもとにコンテンツ制作に取りかかると発表した。
この春、横浜でジョーカーを探す?
「オープントップXR観光バスツアー@横浜」は、2階建てのオープントップバス「KEIKYU OPEN TOP BUS 横浜」の運行ルートをVRゴーグルを装着しながら巡るというツアー。コースは、約80分の「パノラマコース」と約60分の「きらめきコース」の2コースを予定している。
この周遊コース上で体験できるコンテンツの原案とあって、審査では「周遊ルートとの親和性」「XRバスツアーとの親和性」「シナリオとしての魅力」が重要な基準となったようだ。
今回最優秀賞に選ばれた作品は『ジョーカーを探して』。
通称「キングの塔」といわれる神奈川県庁本庁舎、「クイーンの塔」といわれる横浜税関、「ジャックの塔」といわれる横浜市開港記念会館の総称「横浜三塔」をモチーフとしたトランプが織りなすストーリーだという。周遊ルートとの親和性やユニークさ、世界観の拡張性の高さが評価されたようだ。
今後、最優秀賞作品「ジョーカーを探して」の企画原案をもとにコンテンツ制作を進め、2021年3月に予定している試験運行を経て2021年GWの実装を目指すとのこと。
優秀賞2作品も魅力的
優秀賞のひとつには、案内カモメと一緒にコロナ禍で打ち上げられなかった花火玉の想いを叶えるストーリーを描いた『カクレ花火と案内カモメ』が選ばれた。神奈川県鳥であるカモメを採用した点や、花火やカモメをXRで表現しようとしたアイデアが評価されたという。
もうひとつの優秀賞は、バスをタイムマシンに見立てた探索型ライドアクション『ヨコハマ・ザ・ライド』。審査員は「XRと、様々なルートを周遊するオープントップバスの特性を十二分に活かしたうえで、ダイナミックで魅力的なストーリーを描いた点を評価し、優秀作品として選定しました。」とコメントしている。
PR TIMES