渡部陽一氏は6月~7月にかけて、テレビ番組に毎日のように出演しては戦場カメラマンの名をあっという間に世間に知らしめた。だが、8月後半からあまり見かけなかったのである。9月23日の「笑っていいとも!」に久しぶりに登場した彼は3週間ほどアフガニスタンに行っていたことを穏やかな口調で報告したのだ。
現地ではアメリカ軍に従軍して撮影を行ったという。最前線での命がけの活動である。
日本でバラエティ番組に出演することは「戦場となっている国の実態を知らせたい」ことと、活動資金を得るためなのだが、命がけの戦場と行き来しながらの出演はかなりの体力と精神力が必要で、彼だからこそできることだろう。
渡部氏は結婚しており、今年の6月9日には長男「世海(せかい)」くんが産まれた。赤ちゃんをあやす時もやはりゆったりとした口調で「よ~し、よ~し」と言うそうだ。
戦場では困難な状況をくぐり抜けてきた渡部氏だが、家庭では奥さんと子育ての件で意見が一致しないというのだ。テレビ「踊る!さんま御殿!!」に出演した際に彼はその詳細を明かしている。
彼が奥さんといつも言い争いになるのが、子どもに着せる服のデザインについてなのだ。渡部氏はこれまで世界を旅してきて数々の遊園地も見て来た。その中でも彼が「一番天国に近い空間」だと感じたのがディズニーランドなのである。その思いが強く、子どもにはディズニーのキャラクターが付いた服を着せたいのだ。
一方、奥さんはジブリ作品が大好きで、特に「となりのトトロ」のファンなのである。彼女は子どもにトトロのキャラクターの服を着せたいと言い張るのだった。
渡部氏は家庭で話す時も、どうやらあのゆっくりとした口調であり、奥さんは逆に早口なのである。服のキャラクターについての論争も勝負は見えていた。
彼は「将来的には8:2でジブリ:ディズニーとなりそうです」とその結果を明かしたのである。
戦場カメラマンの奥さんとの力関係は『恐妻家芸人』に近い状態になっているようだが、命がけの仕事をこなす夫の妻としてはそれくらいの強さが必要なのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)