【アフリカ発!Breaking News】人種差別だけではない。根強い女性差別も。国は女性・幼児を守ることができるのか。(南ア)

女性幼児障害者省大臣ルル・シングワナさんが11月25日、ケープタウンのランガというタウンシップを訪れた。その日は「女性幼児への非暴力活動キャンペーン」の初日だった。そこで彼女が耳にした出来事は、まさにこのキャンペーンが必要であることを確信するかのような事件だった。

ある母親は、2週間前に娘ネリサさんの夫がネリサさんを刺し殺し、ネリサさんを守ろうとした母親自身も5回刺されたという話を大臣にした。しかもこれはネリサさんの2人の子供の前で起こった出来事だった。「家族全員、特に6歳と10歳になるネリサの子供2人にとってトラウマとなる出来事だった」とネリサさんの姉は語っていた。

そして、大臣が次に訪れたのはこの事件が起きた通りからすぐの場所。ここに住む女性の娘ヨランダさん(29)は先月ストーカーにレイプされ火をつけられ殺害された。しかも家の前で起こった。女性によると「うたたねをしているときに悲鳴が外から聞こえたので窓から外を見ると、誰かが言い争っているのが聞こえた」そうだ。ストーカーがヨランダさんにプロポーズをしており、ヨランダさんはもちろんそれを拒んでいた。ストーカーは「俺を愛することができないのなら殺す」と言っていたとヨランダさんの母親は語っている。

両方の事件とも、男は警察へ自首している。

大臣はその後カエリチャというタウンシップへ行き、キャンペーン立ち上げ記念として平和の火を灯した。「この事件を見るとわかるように、男性による女性への虐待は日常茶飯事の出来事だ。女性や子供に対する暴力行為は周りの人にも報告する義務がある。」と、16日間にわたるキャンペーンへの意気込みを述べた。

風習的なものもあるのかもしれないが、この国では人種差別だけでなく、女性への差別も根強く残っている。子供の前で殺したり、火をつけて殺すというのは見た目以上にむごすぎる事件だ。キャンペーンでいい結果を残してもらいたい。
(TechinsightJapan編集部 近藤仁美)

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