2010年のM-1グランプリで2位となったスリムクラブ戦場カメラマン渡部陽一氏がインタビューした。いきなりスリムクラブから漫才のネタを振られた渡部氏がそれに応じることとなった。


渡部陽一氏はテレビ「笑っていいとも!」の楽屋裏のレポーターを務めており、その様子は同番組の「増刊号」で紹介されている。
1月7日の「笑っていいとも!」にはM-1芸人としてスリムクラブの真栄田賢内間政成と渡部陽一氏が出演して初顔合わせとなった。

この時に渡部氏は楽屋裏のスリムクラブを訪問したのだ。するとゆったりとしたテンポで話すのが特徴の真栄田賢がいきなり渡部氏へ問いかけた。
「あなた…昔…ボクと一緒に…生活していませんでしたか?」と言うのだが、これは彼らの漫才ネタなのである。渡部氏はそれに真面目に「いいえ…」と答えた。
真栄田は「していたはずです…」とさらに続けると「気のせいだと…思います…」と渡部氏はあくまで真面目だった。

ここで真栄田はネタを諦めて今度は普通に「渡部さんにとてもシンパシーを感じます」と語りかけたが、渡部氏はやはり同じような口調で「僕も…お話のテンポに…とても愛情を感じます…」と返したのである。
まったくトークのテンポを乱さない渡部氏にかなわないと見た真栄田は「渡部さん…ボクの負けです」と降参したのだった。

渡部陽一氏とスリムクラブはこの日番組のコーナーで共演したのだがほとんど絡みはなかった。
スローな語りが売りの2人が居ながら言葉をほとんど交わさずに残念に思えたが、この楽屋裏のトークでそれが実現した形となったのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉
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