「SNL」は毎週ゲスト司会者のモノローグで幕を開ける。1月29日放送分では、映画「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー主演男優賞にノミネートされている俳優のジェシー・アイゼンバーグが、同番組レギュラーのコメディ俳優、アンディ・サムバーグ扮する「偽マーク・ザッカーバーグ」と絶妙のトークを繰り広げていた。しかし、バックステージに控えていた本物のザッカーバーグ氏が姿を現すと、ジェシーは急にもじもじと緊張。「もしかして二人が会ったのって初めてなわけ!? ぎこちねえ~。」とアンディがあげつらう。
「あ、あの、僕の映画、見てくれました?」とジェシーが聞くと、「もちろん見ましたよ。興味深かった(interesting)ですよ。」とザッカーバーグ氏。
ジェシーは番組後に出席した第17回全米俳優組合(SAG)賞の授賞式で、メディアの取材に対し「(ザッカーバーグ氏と)会えて良かった。自分の人生についての映画が作られるなんて、きっと変な経験だったろうと思うけれど、快く番組に出演してくれて、一緒に番組出演の経験を楽しめたことは良かった。」と語っている。しかしこの二人、NY・デイリーニューズによると、「SNL」番組終了後に開かれた打ち上げパーティでも、「やあ」「バイ」程度しか言葉を交わさず、自分の仲間内とだけ盛り上がっただけで、帰って行ったそうだ。「ソーシャル・ネットワーク」の創設者と、本人を演じた俳優の出会いは、決してソーシャルなものではなく、ただぎこちなかった、という笑える話。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)