【名盤クロニクル】2000年代ジャズヴォーカルアルバムの傑出作品 ダイアン・リーヴス「サラ・ヴォーンに捧ぐ」

【名盤クロニクル】2000年代ジャズヴォーカルアルバムの傑出作品 ダイアン・リーヴス「サラ・ヴォーンに捧ぐ」
(ジャンル:ジャズ)

「ジャズがすっかり伝統芸能になってしまった」と古参のジャズファンが嘆くことがあるが、ジャズに限らずあらゆる音楽に「未来へ向かう歴史性」や「同時代性」が必要とされなくなったということであり、昔も今も変わらない良い音楽を聴かせてくれればそれで十分であると前向きに考えたほうがよいだろう。
そんな極上のジャズヴォーカルアルバムが、ダイアン・リーヴスが2001年に発表した「サラ・ヴォーンに捧ぐ」である。

本作が優れている理由は、まずアレンジの秀逸さである。ストリングスを加えた陰影のあるアレンジは、ありそうで実はなかなかない。

ストリングスの扱いを間違えると、昔のイージーリスニング調の「臭い」ストリングスになってしまうからだ。

本作は、それに加えてビートも多彩になっており、バックメンバーの力量も遺憾なく発揮されている。

ダイアンの取り上げた曲と語り口は、「サラ・ヴォーンに捧ぐ」とのタイトル通り、三大女性シンガーの一人であった偉大な歌手サラ・ヴォーンのレパートリーを、ダイアン流に消化(昇華)した内容となっている。

日本人にとっては、「コレがなければ認めない」と言うべき「バードランドの子守唄」が入っていることで安心感があり、しかもサラ・ヴォーンの歌唱が決定的な名演とされているこの曲を筆頭に持ってきたことが、ダイアンの意気込みを感じさせる。

サラ・ヴォーンの妙技は、声そのものに人生を感じさせるような深い感興と、器楽的なスキャットが絶妙のバランスで披露されるところにあるが、ダイアンはサラの芸風を意識しながら、自身の個性も存分に発揮している。

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