06年10月にリンダが産んだ息子のオーガスティン・ジェームズ君は、今や4歳。
グッチ、イヴ・サンローランなど高級ブランドばかりを傘下に持つ仏ファッション業界流通大手のPPR社のCEOであるピノー氏は、06年初めにリンダとの間に関係を持ち、リンダが妊娠した。そのたった数か月後の同年5月ごろには、ピノー氏がメキシコ生まれのラテン系女優、サルマとの関係を公式にスタート。06年末にはサルマが妊娠し、07年3月にはピノー氏がサルマとの婚約を発表した。
リンダとの隠し子、オーガスティン君が産まれたのが06年10月で、サルマの娘のヴァレンティナちゃん(3)が産まれたのが07年9月だから、ピノー氏はわずか1年足らずの間に2人の美しい女性と「婚外子」を作ったことになる。
気になるのは、サルマとリンダ、2人の女性とピノー氏の交際がオーバーラップしているのかどうかということだが、リンダとの間に子供が出来たころ、ピノー氏はサルマとすでに「友達以上の知り合い」だったものの、一時的に別れていたとされている。その後サルマとの交際が本格化し、ピノー氏はリンダのもとを去ったようだ。リンダは20代に一度、所属モデル事務所『エリート』の重役と結婚しその後離婚しているが、再婚はせず、俳優カイル・マクラクランなど数々の著名人との交際を重ねて来た。
一方のサルマは、隠し子について知っていたのか? サルマとピノー氏は婚約をしたものの、08年7月に一度解消している。もしかしたらこの時が、サルマが「リンダとピノー氏の隠し子」について知った時なのかも、と憶測される。
リンダはすでにNYの裁判所に3~4回足を運んでおり、養育費を巡りピノー氏と合意に達しようとしているとのこと。PPR社を経営するピノー家の資産は、およそ180億ドル(約1兆4000億円)にもなると推定され、ピノー氏の昨年の年収は、540万ドル(約4億3600万円)にのぼるという。もし裁判で養育費の支払いが定められれば、子供が21歳になるまで、1年間で収入の17%にあたる支払いをしなければならず、ピノー氏の場合リンダに年間92万ドル(約7400万円)を払う計算になる。
先月30日にNYの裁判所に現れたリンダは、黒いドレープドレスにサングラスでノーコメントを通した。ピノー氏は電話で証言をすることになる模様とのことだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)