【アジア発!Breaking News】国境紛争問題解決への小さな一歩。タイ・カンボジア合同の托鉢儀礼に1万人参加(タイ)

今月9日、カンボジアとの国境に位置するタイ東北部シーサケート県にて、タイ・カンボジア両国民そろっての托鉢儀礼が大々的に行われた。儀礼には僧侶1100人、一般市民1万人以上が参加。これまでの両国の緊張関係を一時忘れ、大いに賑わったという。

カンボジアに接するタイ東北部シーサケート県ではこれまで、国境付近に建つ世界遺産プレアビヒア寺院(タイ名:カオ・プラ・ウィハーン)の領有権をめぐって両国軍が度々衝突を繰り返してきた。今年2月と4月には、両国軍がロケット弾を撃ち合う事態にまで発展。双方の兵士や民間人あわせて30人近くが死亡するほどの惨事になったことは記憶に新しい。

しかし、7月にオランダ・ハーグの国際司法裁判所が、タイ・カンボジア両軍の国境未確定地域からの撤退を命じて以降、地域の緊張はしだいに緩和されつつある。

また、先月中旬には、タイのインラック首相がカンボジアのフン・セン首相と会談し、両国の国境問題について互いに前向きな姿勢で協力しあうことで双方合意している。両国は国境紛争問題の改善に向けて舵を切り始めているのである。

そうした流れのなか今回、両国民合同での托鉢儀礼が実施された。当日はタイ・カンボジアの僧侶1100人がシーサケート県プーシン郡に集結し、1万人以上のタイ・カンボジアの人々が僧侶への托鉢を行なった。托鉢のための行列は2-3kmほどにもなったという。

歴史的な国境紛争問題を抱える両国。一般民衆の側から仏教儀礼を核として国を越えてつながりあっていくという今回のような方向性や動向の積み重ねは、今後の両国の政治レベルでの対話にも大きな影響を与えることになるのではなかろうか。
(TechinsightJapan編集部 若曽根了太)

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