千原ジュニアが出演した『世界のみんなに聞いてみた』(TBS系)でのこと。外国人パネラーが熱湯風呂に入ることになった。出川哲朗、伊集院光、千原ジュニアら出演者が見守る中、打ち合わせでは、MCの国分太一のフリで出川がお手本を見せるという流れだったが、国分は「熱湯風呂と言えば…ジュニアさん!」と、皆が想定外のボケを発した。普通ならここで「おいおい」となるところだが、ジュニアは意外にも「どうやったらいいの?」とマイクを外し始めたのだ。あまりの急展開に、出川も「すごいことが始まった」とスタジオが興奮の渦に巻き込まれた。
このときの様子が『にけつッ!!』(日テレ系)で語られた。芸歴22年のジュニアは、初めて熱湯風呂の浴槽のフチに手をつき「どうしたらいいのか」と頭が真っ白になり困り果てたという。すると、熱湯風呂のベテラン出川が「ジュニア、熱湯風呂は手がすべるから」と必死に熱湯風呂へと誘導した。「手がすべるのか!」と察知したジュニアは、浴槽のフチから手をすべらし、かっこよく熱湯風呂に落ちることができた。
ジュニアは、熱湯風呂に入って初めて気がついたことがあるという。それはお湯に入ってしまうと、一時的に周囲の音が聞こえなくなり、ウケているのかウケていないのか全く分からなくなるのが不安になるそうだ。出川やダチョウ倶楽部のような“神々”はその不安を乗り越え常に笑いを取っているのだと感心しきりだった。
それにしても、日頃からただ笑いながら見ていた熱湯風呂が、こんなに奥深いものだったとは。感動すら覚えてしまうエピソードであった。
(TechinsightJapan編集部 佐々木直まる)