モデルだけでなくタレントとしても活躍を見せる菜々緒だが、業界で日の目を見るまでは焼肉店でバイトする時代もあった。そんな下積み時代に常連客として顔見知りとなったのが、歌手の椎名林檎だったのだ。
菜々緒がテレビ番組で、そんな椎名林檎との感動エピソードを明かした。

菜々緒は高校生の頃、ミスセブンティーンに挑戦するが、惜しくも最終選考で落選。その後はレースクイーンやラウンドガールをやっていた。その時期だろうか、彼女は焼肉店でアルバイトをしていたというのだ。6月3日に放送された福岡のローカルテレビ『ナイトシャッフル』(FBS)に出演した菜々緒は、そんなアルバイト時代のエピソードを語った。

その焼肉店の常連客になんと歌手の椎名林檎がおり、2人は顔なじみとなった。やがて菜々緒の努力が実り東京ガールズコレクション“2009ミスTGCグランプリ”に選ばれる。さらに、同じ年に“2010三愛水着イメージガール”にも抜擢されて実質的な業界デビューを果たしたのである。

「ニュースか何かでそれを聞いた林檎さんが、お店に持ってきてくれたのがこれなんですよ」と菜々緒がバッグから取り出したのは黒くて分厚い“CHANEL”の財布だった。椎名林檎の『頑張って成功しなさい』という気持ちがこもったかのような、頑丈で大振りな財布である。

菜々緒は「お財布は1年に1回新しくした方が良いと聞くけど、これはもう3年目です」と椎名林檎からのサプライズプレゼントを一生の宝物としているようだ。もちろん今も菜々緒は椎名林檎の大ファンで、たまに仕事で顔を合わせることがあり嬉しいという。


当時は焼肉店のバイトと常連客という関係に過ぎない菜々緒に、“CHANEL”の財布をプレゼントする椎名林檎の粋な行動には感心する。その後の菜々緒の快進撃を、彼女は予感していたのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉
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