「低所得者の気持ち理解するため」。ズマ大統領、電車に乗る。(南ア)

南アフリカは車社会である。しかし、車を所有できない低所得者層は電車やバスを利用するしかない。これら「低所得者層の気持ちを理解するため」と、去る6月14日、同国のズマ大統領が電車などの公共機関を利用した。

6月14日の朝7時、南アフリカの首都・プレトリアのボスマン駅で、切符を買うための列に並ぶズマ大統領の姿があった。駅にいた人々は、同大統領や経済省などの大物政治家をはじめ、警察官、鉄道会社幹部、さらに記者たちが大勢集まっていることに大変驚いた。

「大統領視察2012」いわゆる『ズマ大統領一行の大移動』は、ラッシュアワー時における公共機関の調査として開始された。南アの鉄道であるメトロレールでは、ギュウギュウ詰めの列車の中で立ちっぱなし。乗客の中には「ズマ大統領に初めて会えた。」と喜ぶ人もいれば、「大統領が乗っているのね、どうりで駅や車内がきれいだと思った。」と素直なコメントをする人もいた。

満員電車に揺られた後は、FIFAワールドカップ開催に合わせてつくられたハウトレインという高速電車へと移動。ゆったりとした空間で目的地に早く運んでくれる電車に満足したようだった。

最後は新しくできたバス乗り場へ移動。専用道路のみを走るこのバスでは、何も知らずに近づいてきた新聞売りから新聞を購入。およそ2ランド(約20円)の新聞に、チップも含めて100ランド(約960円)を払った客に新聞売りはびっくり、さらににっこり笑うズマ大統領の顔を見て信じられないといった表情であったという。こうしてズマ大統領一行の大移動は午前11時すぎ、ソウェト地区に到着して終了した。

移動中、多くの市民が公共機関の料金が高いこと、そして、特にメトロレール鉄道会社のサービスが悪いことをズマ大統領に訴えていた。ズマ大統領は視察後、「南アフリカにはハウトレインのような効率的に早く、そして安全に目的地に運ぶ公共機関の発展が必要であると強く感じた。」と述べている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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