R-1ぐらんぷり2009で優勝したよしもとのピン芸人・中山功太が、最近になって久しぶりにブログを更新した。これまで嫌いで手を出さなかったというブログを再開した理由について、説明しているものの簡単には理解できない。
彼は「わざと過激なことを書いたりしません」と宣言しているのだが、内容は過激さを増しているようなのだ。

ツイッターをやっている中山功太だが、そのツイッターも「全身同じ服を着て手繋いで歩いてる、ゴスロリでブス2人組ぐらい嫌い…」だったという。しかし今では「つぶやくことに、やり甲斐を感じている」ほど気に入っているようだ。ツイッターの例もあり、彼が「酒焼けした声でやたらツッコんでくるキャバ嬢ぐらい嫌いだった」ブログもやってみると面白いかもしれないと、約2年半ぶりに6月24日から再開したのが『よしもと芸人中山功太の サプライズ デニムカスタム プレゼント』だ。

ある時、彼の部屋を訪問した女性が宗教の本を「買って読んでみませんか?」とすすめて「1050円です」と言った。「消費税とるなよ」と冷やかに思った彼は、架空の宗教名を出してお引き取り願ったという。
そんな皮肉の効いたエピソードが毎回綴られている。本当はもっと辛らつな言葉が端々に登場するが、ここでの紹介は避けよう。

そんな内容を何度か更新した中山功太が、7月6日に「話題作りの為にわざと過激なことを書いたり、人気芸人の写真を載せたりはしませんが、真剣に言葉を放ちます」とブログに対する心構えのようなものを宣言した。この日、彼が書いたのは“コンプレックス”に関する内容だった。

彼はマザコンをはじめとするコンプレックスを“勝てない相手への畏怖”と解釈すると、「僕は“バイクに乗ってる女性”が苦手です」と明かす。そんな女性を見ると、自転車に乗っている自分がバカにされていると感じるらしい。
さらにそこから妄想が膨らみ「彼氏は俺よりもずっとイケてる奴に違いない」などとエスカレートしていくのだ。

中山功太が以前、テレビ局でモデルの山田優を見かけた時だ。「その時、僕の頭をよぎったのは“鼻を殴りたい”でした」という。彼は「僕はあの時、山田優さんの美しさが怖かったんです。だから鼻を殴りたかったんです」とその心理状況を説明する。今では山田優を見ても、その衝動にはかられないという彼は、「少しタレントになる覚悟が出来たな」と自分の成長を確認していた。


R-1で念願の優勝を果たした中山功太だが、昨年末に行われたR-1ぐらんぷり2012の記者会見では「東京進出に失敗して、今は週5でバイトをしております」と告白していた。その容貌は、優勝時とは別人のようで「中山功太、激太り?」とネットでも話題となったほどだ。

今年の6月から再開したブログでの意味ありげな更新は、彼の心の叫びなのか、それとも新たな芸風を模索しているのか。いずれにしろ、また中山功太ならではのお笑いが楽しめる日が待ち遠しい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉