ガラス越しでしか会ってくれないのが不思議だったのだろうか。突然ジャンプしてのバク転を何度も繰り返すパンくん。これは今までのロケで志村に会うと、挨拶代わりに必ずとる行動であったという。他にも部屋に設置された鉄棒で何回も前回りをしたり、両目を手で横に引っ張って“長~い目”を作って志村に見せたり。「いつものように褒めてよ」とパンくんはお願いしているように思えた。

「パンくん、ごめんね。褒めてやりたいけど…」と志村は寂しそうに言いながら、いつまでも彼を見ている。

しかし、志村の目に涙はなかった。これから番組にも何回か出演した雌のポコちゃんと夫婦生活に入るパンくん。体も随分と大きくなり、凛々しい青年に成長した彼の新たなスタートである。触れ合えなくなったのは悲しいことではない、立派に成長した証なのだ―そう志村は受け止めていたようであった。

帰り道を歩きながら“元気で良かった”との笑顔は、今回のロケでは一番うれしそうに見えた。動物園に向かう車中では緊張の面持ちであった志村だが、パンくんに会った後は晴々とした安堵の表情だったのが印象的であった。
(TechinsightJapan編集部 みやび)