一色紗英が、女優として大活躍していた23歳頃のことだ。お笑いタレント・明石家さんまと12年前に舞台『七人ぐらいの兵士』で共演した際に、空き時間に数人でトランプの大富豪をやったことがある。「私は大富豪がすごく強いんです」と自信満々の彼女が本当に連戦連勝していると、さんまがいきなり怒り出して「インチキしたやろ? そんな顔して腹の中は真っ黒の汚い女や!」と罵声を浴びせたのだ。根も葉もない疑いをかけられて悔し涙を流す彼女に、さんまは「なんで泣いてるの?」と引き笑いして追い討ちをかけたのである。
12月23日に生放送された『さんま&SMAP 美女と野獣のクリスマススペシャル』では「もう女性を泣かせない」と誓ったはずのさんまが嘘をついたことを証言するために、一色紗英が登場した。
共演者たちはそろって当時のさんまの言動がひど過ぎると責めたが、彼は「インチキをしていないならば泣くはずがない。泣いたのはインチキしたからやろ」と非を認めるどころか一色紗英を詰め出したのだ。彼女も負けずに言い返すがさんまが反省しそうにないので、矛先を変えて「もうひとり、言いたい人がいるんです」と木村拓哉を指した。
「キムキム(木村拓哉)は私が16歳の時に『紗英が20歳になったら、結婚しよう!』っておざなりなことを言いました!」と明かしたのである。
ところが、木村拓哉はどよめくひな壇のタレントたちに向かって、「冷静に、冷静に!」と手で抑えるとこう言った。「一色紗英ちゃんが16歳の時って覚えてるでしょ! めっちゃ可愛かったですよ。みんなが言いたいでしょそれって? だから言っただけ!」と堂々と結婚を申し込んだ事実を認めたのだ。
当人が認めてしまっては誰もが返す言葉も無いが、さんまだけは「16歳の女の子に『結婚しよう』って言ったら、真に受けるやろ!」と木村を追及した。
木村拓哉が工藤静香と結婚したのは2000年で彼が28歳の時だ。その頃には一色紗英も現在の夫である男性と交際していた。今では35歳となる一色紗英が16歳の時に木村拓哉から口説かれた甘い思い出を、さんまのエピソードをきっかけに明かしたくなったのだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)