バレンタインデーであった14日早朝に、高級住宅街にある自宅でガールフレンドを射殺したとして殺人の罪で起訴された義足のランナー、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius=26)。計画的犯行の疑いを否認し、号泣する被告だが…。


ピストリウス被告による計4発の発砲のうち、3発の銃弾が命中して殺害されたのはブロンド美人のモデル、リーバ・スティーンカンプさん(Reeva Steenkamp=享年30)。泥棒が入ったと勘違いしたのか、それとも計画的犯行であったのかに注目が集まっているなか、リーバさんとラグビー選手の関係を嫉妬しての痴話喧嘩があったという説も浮上している。

現場である自宅からは9mm口径のピストルが押収されたが、なんと彼は銃のコレクターであったことが発覚した。ゲリー・ネル(Gerrie Nel)検事は被告の動機について、単に銃で人を殺してみたかったのだろうとみて計画的犯行を疑わないが、これを裏付けるかのように米メディア『TMZ』は今、被告がとんでもない数の銃を所有していたことを報じている。

・トーラス(=タウルス)9mm口径 ピストル
・スミス&ウェッソン .500 リボルバー
・スミス&ウェッソン .38 スペシャル・リボルバー
・モスバーグ 12ゲージ ショットガン
・マベリック 12ゲージ ショットガン
・ウィンチェスター 12ゲージ ショットガン
・ベクター .223 セミオートマチック・ライフル

いずれも、南アフリカ警察が銃器の所有者に義務付けている“Central Firearms Registry(CFR)”への登録は申請済みで、ライセンスの許可が下りたのはトーラス9mm口径ピストルのみ。他のものは承認待ちであったそうだ。
治安の悪い南アフリカにあってもその高級住宅地はセキュリティシステムが完備されており、護身のためというにはあまりにマニアックで量が多いと言わざるを得ない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)