デビュー記念日9月9日に彼らの冠番組SMAP×SMAP』で生放送中に40分間ノンストップでシングル50曲メドレーに挑戦したSMAP。パフォーマンス中はCMも挟まない前代未聞のライブに成功した瞬間の彼らは、疲れ切って言葉も発せられない状態だった。
しばらく息を整えた後に、木村拓哉が語り始めた。

1991年9月9日にリリースしたデビューシングル曲『Can’t Stop!! -LOVING-』から2013年6月5日に出した50作目のシングル曲『Joy!!』まで約40分間、休憩もMCも一切入れずに歌い踊ったSMAPの5人は、汗まみれで息を切らしながらもお互いにハイタッチしてパフォーマンスの成功を喜んだ。

やがて木村拓哉が「自分で言うのも何ですが! ハッピーバースデーSMAP!」とデビューから22回目となるこの日を祝うと、観客も大歓声で祝福した。香取慎吾がようやく「ありがとー」と返したが、他のメンバーはまだ息が整っておらず言葉が出ない状況だ。

「後に続けよ!」と木村が喝を入れる中で、中居正広はペットボトルの水を飲むのがやっとだった。草なぎ剛は汗まみれの状態でなんとか「27時間テレビで100km走ったぐらい凄かった!」と充実感を伝えていた。


木村が「でも、たくさんのみんなが居てくれて、結局、すげえ楽しかったです!」と観客に感謝すると、稲垣吾郎も「最高だよ、みんな見て! 髪の毛くるくるだよ!」と汗でぬれたくせ毛を見せつけた。

香取が「日本中のテレビの前のみんなも盛り上がったー!?」と問いかけながら「(口から)泡が出てる」と驚いていると、ようやく一息ついた中居正広が「口の中は何味だろう? 今までに味わったことがない、ねっとりとした感じ」と話し出した。

中居が「俺、本当に申し訳ないけど、ほとんど歌ってないから!」と暴露して観客から「えーっ!」というブーイングを浴びると、「歌う代わりにこいつはちゃんと給水していたから」と木村が笑いを誘った。それでも、中居は「尋常じゃない! 尋常じゃないよ!」と今回のパフォーマンスの過酷さを訴えるのだった。

次に9月9日が月曜日となるのは2019年の9月9日だという。中居が「6年後、僕は47歳です!」と明かして『Joy!!』の「無駄なこーとーを」というフレーズを踊って見せた香取に、「もう無理だろう」と話したが、草なぎから「いけるいける!」と励まされていた。


木村はそんな中居に「そこは『無駄なこーとーを!』じゃなくて『無理なこーとーを! 一緒にしーよーよ!』だね」と振り付けを踊って見せると観客からも「イエーッ!」と歓声が沸いた。

そうやって、ファンからもまだまだ期待される中居正広はこの日のパフォーマンスについて「初めてじゃないですか、40分間やったのは? すげえバカみたいな企画だよな!」という。

さらに彼は「SMAPのコンサートでも、長くても1ブロックが25分なんですよ。それにソロの時には少し休めたりする」と明かしながら、今回の企画について「これ、ずっとサビじゃん、ずっと歌ってやんの! ホント地獄の一丁目だよ!」と訴えるように感想を語った。

最後に木村拓哉は「今年はライブが無かったから、会場もテレビの前のみんなも短い時間でしたが、ライブの代わりになったので凄くありがたいです!」と話しており、夏のドームツアーなどが無かった今年の心残りを少なからず晴らせたようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉