
『蘋果日報』が報じたところでは、事件があったのは28日午後2時過ぎ。台北市にある蕭敬騰の自宅マンション近くの路上で、移動車に乗った瞬間に襲われた。
防犯カメラの映像では、犯人の2人は蕭敬騰に向かって走っていたが、彼が乗車するところを見ると運転席に進路を変えた。2人はバイクに乗ったまま、車に乗る準備をしていた運転手の男性に「蕭敬騰の移動車ですか」と訊ね、「ファンなんです。サインをもらえませんか」と声をかけた。運転手が「急いでいるので」と答えると、用意してあったバケツいっぱいの糞尿を車内に投げ入れたのだ。
その後、犯人らは「蕭敬騰に気をつけろと言っておけ」と言い残し、逃走。犯行時間は3分足らずだった。幸いにも蕭敬騰は後部座席にいたため難を逃れたが、阻止しようとした運転手と運転席付近は汚物まみれになったという。
目撃者の証言によれば、犯人の2人は2日前から現場をうろついていたそうだ。今回の事件について、蕭敬騰は「驚いた。犯人に心当たりはないけど、彼らは誰かに頼まれてやったのだと思う」、「これでイベントを中止したら、僕を待ってくれているファンに申し訳ない。悪には屈しない」とコメントした。また、すでに予定されているイベントなどを中止するつもりはないとのことだ。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)