甲斐バンド“伝説の花園ラグビー場ライブ”。大惨事を防いだ鶴瓶の助言。

「“お土産に持って帰ってね”という思いで作ったんだ。当時はそんなアイデアもなかったので、俺がデザインも考えてそれなりに気に入ってたんだ」と、甲斐は語るほどに怒りがこみあげてきたようだ。「『大事に持って帰ってくれるだろう』と期待していたのにまさか、お金を出して見に来たアーティストに投げつけるなんて! 『こいつらおかしいんじゃないか!?』と思ったね」と言う。

だが、それはその後に起きる事態の予兆だった。じわじわと前に押し寄せてくる観客のパワーで、最前列で柵に使っていた鉄のパイプが曲がっているのが目に入った。「これは、やばい」そう思った甲斐は演奏を中断した。5曲か6曲目だった。マイクを持つと、大群衆に向かって語りだした。

「ケガ人が出たり、死人が出たりさせたくない」「センター! センターの後ろ側、もっと下がれ、2メートル!」「やりたいんだ曲を! 曲をやらせてくれよ!」

約20分間、彼は「なだめたり、すかしたり、おどしたりして、なんとかしようと頑張った」と緊迫した状況を思い出すと、「会場に鶴瓶が来ていたんですよ」とあの落語家の笑福亭鶴瓶がそこにいたことを明かした。

鶴瓶は「人は求心力のある前には行く。でも下がるのは難しいで!」と彼に伝えた。甲斐は「鶴瓶が分析してくれたから」覚悟を決めて説得できたという。その後は楽曲を急遽『安奈』に変更して再開してライブは継続できた。

「2万5,000人以上が前に前に動き出しているから凄いパワーだった。大惨事にならずによかった」と今思い出してもホッとする甲斐よしひろだったが、その功労者が笑福亭鶴瓶というのは意外だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉
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