ヘロイン依存になってしまった4頭の象。1年の治療を経て群れの中へ。(中国)

ヘロイン依存になってしまった4頭の象。1年の治療を経て群れの中へ。(中国)
中国の野生のアジアゾウ、ヘロイン依存に巻き込まれる(画像はイメージです)
世界各地で時々発覚している、野生動物の薬物依存症問題。このたびは中国のある森林で、一部のアジアゾウがヘロインへの強い依存を示していることが分かった。何のために、何がきっかけで動物たちはそのような危険な薬物に巻き込まれてしまうのであろうか。

ミャンマーとの国境にも近い中国雲南省のある森林で、重いヘロイン依存を示す4頭のアジアゾウの治療がやっと終了したそうだ。中国南西部の象の保護と観察にあたっている団体が、ヒトのヘロイン依存症患者に用いられる治療プログラムを象にもあてはめ、辛抱強く長期の治療にあたってきたのである。

実はこれ、麻薬密売組織による策略以外の何物でもなかった。彼らが悪意でヘロインを混入したバナナを食べさせた時から、象の悲劇は始まったのだ。ヘロインが切れてくると暴れ出し、おとなしくさせるためにはさらなるヘロインが必要になるのはヒトと同様。言葉が通じないだけに動物は全く手が付けられなくなり、体に見合った量の大量のヘロインが必要になる。そのあたりでは、2005年ごろから動物がターゲットにされるようになっていたそうだ。

このほど治療のために使用された薬剤は「メタドン」。その4頭の象に向き合ってきたChen Jimingさんは、「ヒトに使用する場合の5倍の投与が必要だった。1年もかかったがやっとヘロイン依存から脱け出し、彼らは250頭の野生の象の群れに戻れる。他にも多くの象にヘロイン依存が認められているが、中国政府は残酷にも殺すのみ。動物のこうした虐待被害についても理解した上で、罰則の強化を麻薬取締り当局に求めたい」と話している。

※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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