小児を襲うウイルス性呼吸器疾患、アメリカで患者数急増。流行は21州に。

西アフリカではエボラ出血熱の流行が、日本ではデング熱の発生が、そしてアメリカでは小児の間で流行し、風邪に比べて致死率がグンと高いあるウイルス性呼吸器疾患が人々を不安にさせている。

アメリカで今、ウイルス性の重い呼吸器疾患にかかる乳児~10代の患者が一気に増えているとして、広く注意が呼びかけられている。普通の風邪に比べて、みるからに全身症状が重く集中治療室に運ばれるケースが15%。命を落とす危険性が高いのは、そもそも喘息や呼吸器疾患を持つ小児と5歳未満の幼い子だという。

この疾患の原因となるウイルスは、エンテロウイルスのD68型。ヒトの体に影響をおよぼすエンテロウイルスは、ワクチンで知られるポリオや、夏期に流行する手足口病やヘルパンギーナを引き起こすものなど数種類ある。しかし、このたびのD68型がもたらす呼吸器疾患についてはいまだ不明な点も多く、体の節々の痛み、髄膜炎症状、皮膚症状といった合併症についても注意深い観察が続けられている。

米国の13日時点で感染は21州にまたがっており、患者数が多いのはコロラド、カンザス、ミズーリ、イリノイ、インディアナ、オハイオ州など。特に重症例が多いのがミズーリとイリノイだそうだ。また中西部からいよいよ北東部にも広がったとみえ、ニューヨーク、コネチカットでも感染者が出たもよう。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、「全米に拡大するのは時間の問題だ」としている。

各メディアの取材に治療にあたった医師らは、異口同音に「普段の風邪ではゼーゼーしないという子にも、重い喘息のような症状が現れ、病院ではもっぱら喘息治療薬やステロイド剤の投与で対処している」と語っている。新学年がスタートという時期だけにさらなる流行が懸念されるが、予防ワクチンはなく、手洗いやうがいを励行するしかないという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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