ビートたけしが、薬物に手を出さない理由。ヒロポンに溺れた先輩芸人らの末路を見ていた。

ビートたけしが、薬物に手を出さない理由。ヒロポンに溺れた先輩芸人らの末路を見ていた。
「薬物はやったら終わり」とビートたけし
今年10月に警察庁が公表したところによると、危険ドラッグを乱用して死亡した疑いがある人は今年1~9月で計74人に上るという。2012年8人、2013年9人という数値から、今年になって急増しているのだ。芸能界は昔から薬物の誘惑が多いと言われているが、ビートたけしはテレビ番組で「やったら終わりだから」と断言する。それは薬物依存となった先輩芸人らの悲惨な状況を目の当たりにしたからだった。

11月10日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)では薬物問題を扱い、司会のビートたけしは自分がそういった類のものを使用する気になれなかった理由を明かした。

たけしが浅草フランス座に出入りしていた25、6歳頃のことだ。楽屋には先輩芸人らが使用したヒロポンの空になったアンプルが、山のように残されていたという(ヒロポンとは太平洋戦争下に使用された覚せい剤の一種。1951年に使用所持が禁止された)。それほど、当時はヒロポンが世の中に広まっていたのだ。進行役の阿川佐和子が「なぜ、たけしさんはハマらなかったんですか?」と訊ねると、先輩芸人の「末路を見ているから」とたけしは答えた。

その芸人は劇場を解雇されていたのだが、その頃はまともな話が通じず暴れるので、勝手に楽屋に出入りしても放置されている状態だった。幻覚症状からか段ボールで自分の身を隠し、中から外を監視できるぐらいの穴を空けて、そこから周囲をのぞいていたという。劇場にいる男性だけでなく舞台に出るストリッパーの女性らも、変装している刑事に見えるらしい。彼からヒロポンを勧められたこともあったが、たけしはいつも丁寧に断っていたそうだ。人間として壊れていく先輩らを実際に見ていたからこそ、“薬物はやったら終わり”とたけしは思い知ったのである。

同番組によると、政府は危険ドラッグの販売をしづらくさせ「一般客が入手できないようにする」ことにまずは力を入れるという。だが規制強化でプロの売人は危険ドラッグから手を引き、逆に売買に素人が関わるケースが増え、より危険度の高いドラッグが出回っている可能性もあるらしい。いずれにしても、絶対に薬物には手を出してはならないのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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