AKB48の現役慶大生メンバー、内山奈月が11月1日の劇場公演でグループから卒業する意思を明かした。次期総監督の横山由依は、内山がAKB48に入った頃に1人で練習していたことを思い出しツイッターで感慨をつぶやいている。
また、内山を尊敬していると公言する田北香世子は、卒業発表を目の当たりにしてショックで涙が止まらなかったという。

昨年の『第6回AKB48選抜総選挙』で63位となり、「1票1票が本当に嬉しいです」「総選挙で壇上に上がることがAKBに入ってからずーっと目標でした! だから本当に幸せです」とファンに感謝していた内山奈月。今年の『第7回選抜総選挙』では39位と躍進してネクストガールズ入りを果たした。日本国憲法を暗唱するアイドルとして知られる彼女は、2014年7月に九州大学法学部教授・南野森氏と共著で『憲法主義 条文には書かれていない本質』を出版。ファン層も広がったことは確かだが、人気上昇の要因はそれだけではなさそうだ。

11月1日に秋葉原AKB48劇場で行われた田原総一朗氏のプロデュースによる『田原総一朗「ド~なる?!ド~する?!AKB48」公演』に出演した彼女が「AKB48を卒業することに決めました」と発表したことを受けて、横山由依は『横山由依(Yui_yoko1208)ツイッター』で「初期の頃1人で自主練をしてたなっきー」と、彼女が2012年に第14期として入った頃を振り返る。横山が声をかけると「何をどう頑張ればいいのかわからない」と泣いたという。その頃から内山奈月を見てきた横山由依だけに「今は誰よりもファンの皆さんを大切にして一緒に夢を掴んでいる。その姿を見てみんな影響を受けました」と感慨深げだった。“憲法アイドル”という武器だけではなく、ファンを思う気持ちが彼女の人気につながったのだろう。

今回の公演で内山と共演したドラフト1期生の田北香世子は『田北香世子 Google+』でその時を振り返る。田北がMCで「AKBで一番私がなっきーさんのこと尊敬してると思う!」と告白した後に内山から卒業発表があり、「ずっと涙が止まりませんでした」という。
そんな彼女が「なっきーさんの活動に対する姿勢やファンの方との絆、明るくて優しくて素敵な性格で、いつもハッピーを届けてくれるところが本当に大好きで尊敬してます!」と絶賛する内山奈月の姿は、やはり他のメンバーも学ぶところが多いはずだ。

『田原総一朗 AKB48公演』で共演した石田晴香もまた、内山の卒業発表について『石田晴香 はるきゃん(can2525can)ツイッター』で「なっきーと折角仲良くなれたのに寂しい…でも同じ公演出れてよかったな」とつぶやき、「かよよん、なっきーが好きなんだって」と内山奈月と涙ながらにピースサインをする田北香世子の姿を投稿している。

内山奈月の卒業時期は未定だが、AKB48での残された時間をファンやメンバーたちと存分に楽しんで欲しい。

※画像は『twitter.com/can2525can』のスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉
編集部おすすめ