思い返せば2月に狩野英孝と無名だった加藤紗里の熱愛騒動が報じられた当初は、「よくある売名行為ではないか」という見方が多かった。実際にスキャンダルで名前が知れ渡ると、“話題の人”として男性誌のグラビアを飾ったり各局のバラエティ番組に呼ばれたりして、一時的だとしても仕事が増えるケースもあるからだ。
狩野が3月の初めに明確な破局宣言をするまで、加藤はあらゆるバラエティや情報番組に出演。好き放題に話す彼女に対して、狩野は何かに怯えているように沈黙を続けた。そんな彼の態度に“何か裏事情があるのではないか”と疑ったり、加藤に対してあまり良い印象を持たない同業者もいたようだ。たとえば2月9日に2人揃って出演した『ロンドンハーツ』で、初めて彼女に会った感想を田村淳(ロンドンブーツ1号2号)は「今まで、見たことのない種類の女性」、有吉弘行は「今後、俺は絡みたくない」と自身のラジオ番組で語っている。
4月7日放送の『アウトデラックス アウトスプリングSP』に出演した加藤は、「私の行動は売名ではない」と従来の主張を崩さない。テレビ局からの依頼で番組に出るのは、ミーハーな女子高校生が社会見学をしている感覚、自分はあくまでも一般人であり、一連の騒動を踏み台にして将来芸能界をのし上がっていくという覚悟や打算も無いというのだ。
目の前で加藤の話を聞いていたマツコ・デラックスは、戸惑いを隠せない表情で彼女を見つめていた。「何か悪巧みをしてやった感じがしない」「無自覚でこんなことする人、本当に愚か」とマツコにとってもまた、淳のように彼女は今まで出会ったことの無い人物のようだ。そして「どうなったら、誰がどうしたら、こうなったのよ!」と加藤の言動に首を傾げるばかりだった。
さらに加藤は、ツイッターでいろんな人に噛み付いたのも「(文句を言ってくる人に)負けたくなくて返した」「こんな大勢の人に見られて、ここまで大騒ぎになるとは思わなかった」と説明する。
(TechinsightJapan編集部 みやび)