メキシコ・チワワ州南部の町で2014年、1歳6か月のルナ・エステファニアちゃんという女の赤ちゃんが“人食いアリ”に食い殺されるという事件が起きた。ルナちゃんは児童保護局の調査員の訪問によりむごたらしい姿で発見され、激しく苦悶しながら病院に救急搬送された。医師は女児が栄養失調の状態であること、アリに体中を噛まれ、体の複数個所を食べられていたことを発見して治療にあたったが、約2か月後に死亡。傷の治癒を待つことなく、激しい痛みの中で苦悶しながら息絶えたことが医師より説明された。
その後、隣人らがルナちゃんの家庭環境について「ひどいネグレクトの状態」と話したことから調査には警察も介入。マリアナ・リゼト・サラス・ヘルナンデスという20歳の母親を虐待容疑で逮捕・起訴した。
南米で人食いアリといえば“軍隊アリ(army ant)” が有名である。このアリは巣を持たずに数万匹が軍隊さながらの隊列で行軍する。エサとなるのは主に昆虫類だが、爬虫類、鳥類にも攻撃し、牛、馬、人間にまで噛みつき、そのまま食い殺すことがある。
出典:http://www.news.com.au
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)