アメリカ・フロリダ州で15日、20代の女性がサメに襲われた。『sun-sentinel.com』が伝えている。


フロリダ州パームビーチ郡ボカラトンはフロリダ半島の大西洋岸側に位置し、白い砂浜で知られる美しい町である。エバーグレイズ野生動物保護区から数十キロしか離れていないレッド・リーフ・パーク海岸で15日午後1時20分頃、23歳の女性が2フィート(約60センチ)のコモリザメに襲われた。救急隊員のボブ・レモンズ氏によると、サメはすぐ殺されものの女性の噛みついた腕から離れず、そのままの状態でボカラトン病院に運ばれたという。

その時シュノーケリングをしていたというボカラトン出身のネイト・パクター君(11)は「コモリザメの尻尾をもって振り回しているグループを見た」と証言。女性がサメを弄んでいたグループの1人であったかは不明だが「サメは本来非常に臆病な生き物。刺激しない限りそうめったに襲われることはないよ」とネイト君。
女性の場合は襲われた個体が小さかったため軽傷で済んだが、コモリザメは鋭い歯を持つことで知られ、一度噛まれると数分間は離れないことが多いという。大きいものは14フィート(約430センチ)にもなるが、夜行性で日中の動きは遅く岩の隙間などで休んでいるそうだ。

フロリダ州では4月にもシンガー島沖でスピアフィッシングをしていた男性が、サメに腕を噛まれ重傷を負った。この時のサメは7フィート(約210センチ)もあったという。

出典:http://www.sun-sentinel.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)