9月16日に放送された『ガードセンター24 広域警備司令室』でSexy Zoneの中島健人が演じる「篠宮守」は、警備会社・セキュリティ24に勤務する警備員のなかでも現場の滞在時間が極端に長すぎると問題視されていた。警備員と通信で状況をやりとりする監視員の安西心(栗山千明)も篠宮の自由奔放な言動に呆れていた。その篠宮が監視員として配属され、彼女が指導担当を務めることになった。顧客からの通報に対応する篠宮は「大丈夫、大丈夫」をすぐ口にしてしまう。安西は「先方に何度も安全であることを確認させてからしか、その言葉を使ってはならない」としつこく注意するが、口癖なのか直らない。先輩の監視員・外木場秀道(ケンドーコバヤシ)に「大丈夫1回につき100円」と罰金をとられるほどだ。
緊急事態に巻き込まれて通報してくる人も様々である。冒頭ではエレベーターに閉じ込められた女性役で高畑淳子が短時間ながら熱演を見せた。撮影時期は分からないが、視聴者としては息子の件が頭をよぎりながらも「やっぱり上手いな」と思ったことだろう。ストーカーにつけられて公園のトイレに逃げ込む若い女性は川栄李奈が演じた。
そんななか、休みを取っていた篠宮は、高校生の弟・譲(ジャニーズJr.岩橋玄樹)と小学生の双子の弟たちから「アイドルグループ・ふるーつみるくのイベントでサインをもらうのでCDを持ってきて」と頼まれる。イベントがある公園に向かった篠宮は、会場近くで自社の制服を着た警備員を見かけて声をかけるが、どこか不審な様子だ。それからほどなくして、ふるーつみるくの1人、牧瀬いちご(谷花音)が誘拐され、セキュリティ24の内部は大混乱となった。センター長の野々村省吾(上川隆也)は、上層部から「警察に連絡をせずに内密に調査を進めろ」と命じられるが、「自分が責任を取る」と警察に連絡し、監視員と警備員が一丸となり追跡を始める。現場近くに居合わせた篠宮はバイクで、警備員を装っていちごちゃんを誘拐したヲタク男(前田公輝)の車をばれないように追う。
ところが、指示を無視し追跡を続けた篠宮は、山奥にある空き別荘に入った誘拐犯に見つかってしまう。別荘にいちごちゃんと閉じ込められ火を放たれてしまった篠宮。縛られて身動きがとれない上に炎が迫るなか、隣の部屋で泣きながら助けを求めるいちごちゃんにかけた言葉が「大丈夫、大丈夫」だった…。なんとか救出されて傷の癒えた彼がセンターに復帰すると安西や他の先輩監視員たちも顧客との対応で「大丈夫」を使っているではないか。
篠宮守がどのような窮地にあっても「大丈夫」と口にする理由は今回のドラマでは掘り下げられることはなかったが、センター長が警備員時代に問題児と言われた彼を監視員にしたのは「大丈夫」の奥にある「心」を感じとったからだろう。
本作は日本テレビ運営のアジア向け有料チャンネル『GEM』によってカンボジア、香港、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイの6つの国と地域に同時放送された。Sexy Zone中島健人の人気から視聴した人も多かっただろうが、他のキャストやストーリーについて人々がどう受け止めたのか気になるところだ。
出典:https://twitter.com/gc24_ntv
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)