英紙『Metro』などが報じたところによると、この男性は「ゴーストペッパー」とも呼ばれるブート・ジョロキアのペースト入りハンバーガーを食べた後、激しいムカつきに襲われ、嘔吐した。
病院の検査で、男性の食道には2.5cmほどの穴が開いていることが判明した。その場で緊急手術が行われたものの、男性は23日間も入院する羽目になったという。
男性の症状は、突発性食道破裂によるものだとされている。これは極度の吐き気や嘔吐をこらえようとした時に食道内圧が上昇し、正常な食道が突然破裂を起こすというもので、死に至る場合もあるそうだ。
ブート・ジョロキアは、2007年に世界一辛い唐辛子として登録されていた。しかし2013年以降はキャロライナ・リーパーという唐辛子が「世界一辛い唐辛子」としてギネス世界記録に認定されている。
ちなみに、ブート・ジョロキアが認定される前は長年、ハバネロが世界一辛い唐辛子として知られていたが、キャロライナ・リーパーの辛さはハバネロの約5倍と言われている。防護服なしでは調理できないと言われるほどであり、恐らく想像を絶する辛さだろうと思われるが、チリ愛好家やコンテスト競技者には好まれているという。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)