12月14日放送の『2016 FNS歌謡祭 第2夜』ではアーティストがクリスマスソングを披露した。前日のバラエティ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)にて「好きなクリスマスソング」ランキングのトップ10に入っていたback numberは、『FNS歌謡祭』にも出演する人気ぶりである。


まず、12月13日に放送された『マツコの知らない世界』で10代から50代まで各世代100人ずつ計500人に「好きなクリスマスソングは何ですか?」と調査したランキングを見てみよう。

■好きなクリスマスソングTOP10(10~50代に調査)

1位 クリスマス・イブ(1983年)山下達郎
2位 恋人がサンタクロース(1980年)松任谷由実
3位 ラスト・クリスマス(1984年)ワム!
4位 All I Want for Christmas Is You(1994年)マライア・キャリー
5位 クリスマスキャロルの頃には(1992年)稲垣潤一
6位 いつかのメリークリスマス(1992年)B'z
7位 サイレント・イヴ(1990年)辛島美登里
8位 白い恋人達(2001年)桑田佳祐
9位 WISH(2005年)嵐
10位 クリスマスソング(2015年)back number

次に福岡エリアのローカル情報番組『ももち浜ストア 夕方版』(テレビ西日本)の“ももち浜調査隊”で街頭アンケートした世代別“思い出のクリスマスソング”は以下のようになった。

■思い出のクリスマスソングTOP3

・10~20代
1位 クリスマスソング(2015年)back number
2位 メリクリ(2004年)BoA
3位 ハピネス(2011年)AI

・30~40代
1位 恋人たちのクリスマス(All I Want for Christmas Is You)(1994年)マライア・キャリー
2位 恋人がサンタクロース(1980年)松任谷由実
3位 すてきなホリデイ(2001年)竹内まりや

・50代以上
1位 クリスマス・イブ(1983年)山下達郎
2位 ラスト・クリスマス(1984年)ワム!
3位 サンタが街にやってくる(Santa Claus Is Coming to Town)(1934年に初めてラジオ放送される)

両番組の調査結果から『クリスマス・イブ』(山下達郎)や『恋人がサンタクロース』(松任谷由実)、『恋人たちのクリスマス』(マライア・キャリー)、『ラスト・クリスマス』(ワム!)などが現代のクリスマスソングの定番と言えそうだ。

ここで注目したいのはback numberが2015年11月18日にリリースした『クリスマスソング』である。月9ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』の主題歌に起用されたことも手伝って大ヒットしたが、今年も引き続き人気があり山下達郎の『クリスマス・イブ』的な歌になるかもしれない。

マツコ・デラックスは番組で「オノ・ヨーコのあれが入ってないわね!」と気にしており、『Happy Xmas』がランクインしていないのは意外だったようだ。
ジョン・レノン&オノ・ヨーコが1971年に発表した『Happy Xmas(War Is Over)』はクリスマスソングとされる一方でベトナム戦争に対して「望めば戦争は終わる」と歌ったプロテストソングでもある。アンケート調査で挙がった“クリスマスソング”には失恋も含めてラブソングが多く、『Happy Xmas』はカラーが違うのだろう。

番組に出演した音楽ライター・冨田明宏さんによると、ランキングの「1位~7位がバブル時代前後の曲」で、なかでも『サイレント・イヴ』(辛島美登里)が主題歌となった仙道敦子と吉田栄作の主演ドラマ『クリスマス・イブ』(1990年10月~12月)に影響を受けて世間が「クリスマスの過ごし方」を真似るようになった。「あの時に植え付けられたイメージがそのままずっとある」という。

それを受けてマツコは「日本のクリスマスってバブルなのよね」「だから何も残ってない バブル崩壊とともに日本のクリスマス文化は無くなった。それに代わったのがハロウィンなのよね」と分析する。


バブル時代からの経緯を見れば『クリスマス・イブ』(山下達郎)、『恋人がサンタクロース』(松任谷由実)そして『サイレント・イヴ』(辛島美登里)などの路線を継承したのがback numberの『クリスマスソング』ではないだろうか。『ももち浜ストア 夕方版』の調査では10代の80%が同曲を支持したというからその人気はしばらく続きそうだ。


出典:https://twitter.com/fns_kayousai
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)