小栗旬主演ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(関西テレビ・フジテレビ系)が4月11日よりスタートした。小栗をはじめ西島秀俊田中哲司野間口徹新木優子が演じる“公安機動捜査隊特捜班”メンバーの濃いキャラクターと活躍に、公式ブログには視聴者から「引き込まれていく! 目が話せない!」「迫力有りますね。
西部警察並み怪我たえないだろな」などの反響があった。その一方で終盤にメッセージを送りつけた黒幕が「平成維新軍」を名乗ったことでツイッターが一部炎上している。

第1話では外務大臣の息子を拉致して、首に爆弾を巻き付け「悪行を全て話せば釈放、しなければ爆破する」という趣旨で脅す事件が中心となった。外務大臣の息子たちに娘をレイプされ自殺に追いやられた父親が恨みから犯行に及んだと思われたが、実はその父親に指示を出した黒幕が存在することが分かる。やがて、その黒幕と思われる組織がハッキングにより「政治家や官僚」への挑戦状を送りつけてきた。そのメッセージは次のような趣旨である。


「国家は善と悪についてあらゆる言葉を使いウソをつく 我々はウソをつかず人民から盗まない国家を作るため行動に出る。ウソをつき私腹を肥やす政治家や官僚に闘いを挑む。その闘いは我々が根絶やしにされるまで終わることはないだろう。平成維新軍」

現在の社会情勢を痛烈に風刺した展開を想像させる内容ではあるが、ツイッターでは「平成維新軍の名がでた時、黒幕は越中詩郎なのかと…」「敵組織の名前が“平成維新軍”だったため、その瞬間からケツしか考えられなくなった」「きっとオリジナルの平成維新軍を知らなかったんだろうな制作陣 まさかの爆笑」といったつぶやきが飛び交っている。

「“平成維新軍”を“平成維震軍”と脳内変換 #プロレス好きあるある」とツイートされるようにプロレス界で“平成維震軍”と言えば1992年頃から新日本プロレスで起きた抗争が思い浮かぶ。反選手会同盟からはじまる“平成維震軍”には越中詩郎、木村健悟、ザ・グレート・カブキ、後藤達俊、小原道由などがおり、対立する選手会側の会長は蝶野正洋だった。


歴史はプロレスの“平成維震軍”が古いものの、ドラマの“平成維新軍”とは名前が似ているだけで全く関係がないと思われる。本作ではある意味“巨悪”に対抗する“平成維新軍”の正体が徐々に分かってくるだろう。どのような組織なのか興味深い。

出典:https://twitter.com/crisis_ktv
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉