『ラストコップ』は、唐沢寿明演じる「熱すぎ昭和デカ・京極浩介」と窪田正孝演じる「草食系平成刑事・望月亮太」の凸凹コンビが豪快かつ破天荒な捜査で事件を解決するアクションコメディだ。2015年に地上波スペシャルドラマとHulu配信、2016年の連続ドラマで人気を集め、このたびの映画化をもってひとまず見納めとなる。
この日のイベントでは生ドラマがスタートし、おなじみのキャストが登場するたびに客席からは「キャー」という歓声と拍手が起こった。ステージではムーンライト清美役のマギーが「映画で出番を増やせ」と要求し、鈴木加奈子役の和久井映見を人質にとるというストーリーが展開された。そこに主人公・京極が客席後方からワイヤーアクションでド派手に舞台に舞い降り、数人の敵をやっつけるアクションシーンを披露、見せ場を作った。
途中セリフを噛んでしまった唐沢が「だから生はイヤなんだよ」とドラマを終えて愚痴をこぼすと、場内に笑いが漏れた。一方、窪田は「舞台化みたいな雰囲気ですよね。新鮮ですし、いい緊張感をいただけるし」とまんざらでもないようだ。
京極の娘で交通課巡査の鈴木結衣役の佐々木希は「2年間、現場に行くのが本当にとにかく楽しかった」と名残惜しそうに語った。生ドラマでは若山省吾役の竹内涼真が、ビートたけしのギャグ「コマネチ」を連発して場内を爆笑に包んだが、佐々木も「私もコマネチやったんですよ。Huluで」と意外なシーンがあったことを告白。そして「あれをやるときに唐沢さんから“コマネチは角度が重要だ”と教えていただきました」と唐沢からアドバイスがあったことを思い起こすと、唐沢は「たけしさんに言われたんだよね」とビートたけし直伝だったことを明かし、「それはやはり継承していかなければ」と続けた。
佐々木は4月11日に、お笑い芸人の渡部建と結婚したばかり。客席から「おめでとう!」「のんちゃーん!」と何回も声がかけられた佐々木は、ときに手を振って笑顔で応えていた。
イベントには他に、松尾諭、桜井日奈子、武田怜奈、宮川一朗太、田山涼成、加藤雅也、吉沢亮も出席した。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)