リーアム・ニーソン、アーノルド・シュワルツェネッガー、シルヴェスター・スタローンなど、60代、70代の役者達の活躍も目立つ映画界。しかしオスカー俳優ダニエル・デイ=ルイスは今年60歳になったばかりながら「演技の仕事は辞める」と決意したとのこと。このほど彼の代理人が、米『PEOPLE』にこう伝えたという。
「ダニエルは、俳優業から引退いたします。長年一緒に働いた皆様、作品を観てくださった方々に心から感謝しております。これは彼の個人的な決断です。本人も我々代理人も、これ以上のコメントをする予定はございません。」
映画『リンカーン』でみせた素晴らしい演技を高く評価され、アカデミー賞主演男優賞を受賞。「3度目の同賞受賞」と大きく報じられた名俳優ダニエルだけに、早すぎる引退を嘆くファンの声が多くあがっているようだ。
そんな彼の最後の作品になるのは『Phantom Thread(原題)』で、今年12月の全米公開が予定されている。高い演技力と表現力、また存在そのものが醸すオーラと渋みを業界の仲間達にも認められていたというダニエルの引退は、映画界にとって大きな損失であろう。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)