映画『銀魂』(7月14日公開)ジャパンプレミアが28日に都内にて開催され、メインキャストの小栗旬菅田将暉橋本環奈ほか総勢14名の豪華キャストと福田雄一監督が集結した。にぎやかな面々が自由奔放に発言し、ハチャメチャな舞台挨拶となり、観客だけでなく出演者も笑いが止まらなかった。
またこの日、会場には登場しなかった堂本剛に福田監督が言及。「僕の親友の堂本剛が来られなくてすみません」と詫びたうえで、堂本剛のあるモノを預かっていると仰天コメントが飛び出した。

『夏だ!祭りだ!銀魂だ!』と題してお祭りムード満載の同イベント。同作のキャラクターを紹介するVTRが会場に流れ、それを演じた本人が登場すると場内はものすごい大歓声に包まれた。キャストは全員、金色や銀色の銀魂ボールを客席に向かって投げながら、アロハ柄を中心とした浴衣姿でカーペットの上を進み、その後には同作のキャラクター“エリザベス”の乗った神輿が続いてにぎやかに盛り上げる。


空知英秋氏による累計発行部数5100万部突破の人気漫画『銀魂』(ぎんたま)を実写映画化した同作。
なんでも屋「万事屋銀ちゃん」の主である主人公・坂田銀時に小栗旬、同じく万事屋で働く志村新八に菅田将暉、「万事屋」で寝起きしている神楽に橋本環奈を迎えた。橋本は今回、アイドルらしからぬ鼻ほじや変顔に挑戦したことも話題になった。橋本は「監督がやってくださる変顔を忠実に再現しようと頑張りました!」とそれほど抵抗はなかったという。また、志村妙役の長澤まさみも変顔を披露しているが、「変顔、今までにしたことがないと思うんですよね。芸能界に入ってから」と初挑戦とのこと。それについて福田監督が「“次は(変顔を)もっとやれます”って(長澤から)メールもらって…」と明かした。
長澤が「反省点が見えちゃった」と意欲を見せると、ムロツヨシが「欲張りまさみ、いいね」と茶々を入れる。


そのムロは同作で平賀源外を演じるが「福田さんとは契約を結んでいて、通行人Aでも映画に出続ける」そうだ。以前、映画『明烏』の舞台挨拶でムロと監督が話し続け、主演の菅田将暉が一言もしゃべれなかったことがあり、「菅田の映画で一言もしゃべらせなかった福田とムロの罪」としてネットニュースになったため、福田監督は「今日は20秒以上しゃべると殺す」と妻に厳しく言われてきたという。しかしやはり「しゃべっちゃいました」とあっけらかんとしていた。


劇中のアクションについて福田監督が「頑張りました」と主張すると、周りから「何を頑張ったのか?」「ずっと寝とったじゃないですか!」とクレームが入る。橋本も「福田監督はアクションのときはツイッターと食べログしか見ていなかった」と暴露した。
福田監督は「正直、若干寝ていたときもあった。体に水をかけられて起きると、目の前に(堂本)剛がいて、『お前、寝とったろー』と言われたけど、寝ていたとは言えないから『かっこよかったー』って(アクションを見ていたフリをした)」と自ら打ち明けた。高杉晋助役の堂本剛について「僕の親友の堂本剛が来られなくてすみません。役のためにすね毛を全部剃ってもらった。そのすね毛がいっぱい入った袋を預かっていて、本当は初日にすね毛一本一本配ろうと思っていた」ととんでもない構想を告白した。

小栗は自身が演じた主人公・坂田銀時について「普段ぐうたらだけど守るべきもののためには戦うというところが、かっこいいところではないか」と分析。
そして最後に「こんな映画です。今だいぶいろいろ伝わったと思います。こんなのの続きです。楽しいと思います」とハチャメチャなイベントをなんとかまとめた。


同イベントには他に柳楽優弥新井浩文吉沢亮早見あかり岡田将生佐藤二朗菜々緒安田顕中村勘九郎も登壇した。


なお堂本剛(Kinki Kids)は、突発性難聴のため1週間入院することを28日放送の『テレ東音楽祭2017』で堂本光一が明らかにした。




(TechinsightJapan編集部 関原りあん)