現在のTHE COYOTE BANDはソロユニット・Mellowheadの深沼元昭とPLECTRUMの藤田顕がギター、NONA REEVESの小松シゲルがドラム、ソロプロジェクト・Curly Giraffeの高桑圭がベース、Schroeder-Headzの渡辺シュンスケがキーボードを担当する。『MANIJU』は佐野元春&THE COYOTE BANDにとって4枚目のオリジナルアルバムであり「コヨーテ」が表すアウトロー的な「荒野を切り拓く」気概をさらに感じさせる作品となった。
『禅ビート』は彼らの安定しながらもグイグイ突き進むようなバンドサウンドとともに、佐野元春が歌詞を乗せるように現代社会をどのように生きるか訴える。
昨年3月に東京国際フォーラムで行われた『佐野元春35周年アニバーサリー・ツアー』東京公演で、佐野元春&THE COYOTE GRAND ROCKSTRAがパフォーマンスした『約束の橋』は1989年の作品ながら今でも心に響くものだった。それからおよそ28年を経て誕生した新作『禅ビート』は60代となった佐野の言葉で改めて届けるメッセージソングのようだ。
画像は『佐野元春 - DaisyMusic 2017年7月31日公開 YouTube「禅ビート」佐野元春 & ザ・コヨーテバンド』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)