英語も堪能、官僚~投資銀行勤務~大統領府副事務総長~経済産業デジタル相というまさに優等生の経歴を持つマクロン大統領。国民の期待が非常に高いなかでの就任となったが、この3か月間に散髪、コスメ購入、エステなどの美容施術などで26,000ユーロ(約340万円)を必要経費として計上していたことを『Le Point』誌が明らかにした。マクロン大統領とパーソナル契約を結び、首相官邸であるエリゼ宮殿に呼ばれる“Natacha M”というメイクアップ・アーティストが2枚の請求書(10,000ユーロ、16,000ユーロ)を事務局に提出したことをすっぱ抜いたもので、大統領選の前後はどうしてもそうしたことにお金がかかるといった苦しい言い訳をしながらも、事務局は「今後は理美容費を大幅に削減させる」と約束したという。
経済政策などの失敗はもちろん、裏金疑惑、脱税、女性問題、暴言など国のトップが失脚する理由は様々だ。だが美や色気にうるさいフランス男なら理美容に夢中で失脚というケースもあり得る。かつて『ヴァニティ・フェア』誌は、