『ハリー・ポッター』シリーズの“ロン”として世界に名を知らしめたルパート・グリント。近年は本国イギリスでTV俳優として活躍している彼が、話題作『SNATCH』のプレミアに登場した。
とても久しぶりという印象だが、ほかのキャストに比べて顔色の悪さがやけに目立つレッドカーペットとなったようだ。

根っからおっとりとし、天然キャラでもある俳優ルパート・グリント(29)。人気歌手エド・シーランと間違えられてもニコニコ穏やかな笑顔を湛え、声優の仕事が続いても満足しているあたり欲の無いキャラクターでもあるのだろう。エディンバラ・フェスティバルに行った際には「何だか熱い」と感じていながら、キャンドルの火が服に燃え移っていることを指摘されるまで気づかなかったことを語っている。

そんなグリントが英ロンドンの28日、フィッツロヴィアにあるBTタワーで開催されたTVシリーズ『SNATCHシーズン2』のプレミアに登場。レッドカーペットを悠然と歩き、フォトコールでは柔らかい笑顔を湛えた。なぜエマ・ワトソンダニエル・ラドクリフのように映画に出演しないの? とファンなら気になってしまう今のグリント。シェイクスピア作品の『マクベス』をモチーフにしたヴィンセント・リーガン監督による新作映画『Instruments of Darkness(原題)』に脇役で登場するが、撮影は2014年には完了したものの公開予定についてはまだこれから。それ以外の映画出演の話は情報が得られていない。

ところで『SNATCH』といえば、ガイ・リッチー監督により2000年に制作された映画版が有名である。ジェイソン・ステイサム、ブラッド・ピッド、ベニチオ・デル・トロといった一流俳優を揃え、ストーリーはベルギーでのダイヤモンド強奪事件を軸にしていたが、グリントが出演するTVシリーズではロンドンで発生した金塊強奪事件がモチーフになっているとのこと。『同シーズン1』は今年3月16日より英米で放映が始まっており、共演はルシアン・ラヴィスカウント、ルーク・パスクァリーノ、エド・ウェストウィックなど。
若手の詐欺師たちがそれぞれの策略を発揮するストーリー展開が評判だ。

彼のこの顔色について思い出されるのは、こちらでも昨年にお伝えした通り彼が約4年のホテル経営に失敗していたことである。以前から薬物依存疑惑が絶えないグリントだけにストレスで体調を崩す、精神的な弱さが出てくる、あるいは悪化するなど心身両面を心配する声があがっている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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