このほどハリー・コニックJr.が、ホストを務めるトーク番組『Harry』に妻ジルと登場。妻との対談の中で、がん宣告の日について振り返った。
「今から約5年前に、ちょっとしたトラブルに見舞われたよね。あの日のことを、君はまだ覚えているかい?」
「絶対に忘れないわ。本当に辛かったもの。ちょうど5年前のことよ、私は乳がんを患っていると宣告されたの。」
その日、ジルは「毎年受けている検査だから」と気楽に病院へ。まずはマンモグラフィー検査を受け「全く問題ないようです」と言われたものの、続けて受けた超音波検査の後に「ちょっと気になる点がある」と告げられたという。そして医師から電話で「乳がんです」と宣告されたジルはすぐに夫ハリーに電話をしたという。その時の衝撃をハリーはこう話している。
「君が泣きながらこう言ったのを覚えているよ。『がんなの』って。僕はそれを聞いて完全にパニックになった。
夫妻には3人の娘がいるが、彼女達に病名を告げることは何よりも辛かったという。
「最悪な気分だったわ。」
「娘達は酷いショックを受けていた。ものすごく辛かったわ。」
しかしそれを機に、家族の絆はグッと強くなったとのこと。しっかりとサポートしてくれる娘達のことを語りながら、ジルは「(彼女達の支えは)まさにアメイジングよ」と感謝を表している。
なお米メディア『PEOPLE』によるとジルのがんは早い段階で発見されたが、腫瘍摘出手術の直後に非浸潤性乳管がんも見つかり、翌日には2度目の手術を受けたとのこと。その後さらに放射線治療を受けたジルは、5年もの間ずっとタモキシフェン(抗悪性腫瘍剤)を飲み続けてきたそうだ。
そんな妻を見守ってきたハリーは、13歳の時に母を卵巣がんで亡くしている。一方でジルは今も不安が消えず、「常に不安を抱えた状態はこれからも続くでしょうね」「検査を受け続けて、再発しないよう願う暮らしが続くと思う」と語っている。
ちなみに『ビバリーヒルズ高校白書』で人気を博したシャナン・ドハーティーも、2015年に乳がんの診断を受けて闘病を開始。彼女は丸坊主姿、抗がん剤治療などを受ける様子などを度々SNSにアップし、がん克服へ向けて努力する姿が大絶賛された。
画像は『Harry Connick Jr 2017年10月25日付Instagram「thank you @people, for giving jill and me the opportunity to share this... if this info can help just one person, we’re happy」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)