凛々しい太眉がトレードマークのアーティストやモデルがいるが、彼女たちに憧れて太眉のタトゥーを施術する場合は要注意である。このほどタイに住む女性が眉タトゥーを施したところ、あまりにも不自然な極太眉に仕上がってしまった。
現在は女性に同情したビューティーセラピストのもとで、矯正治療を受けているという。英メディア『The Sun』『Mirror』などが伝えた。

タイのスラートターニー在住の26歳のカンヤラット・チャイチャンさん(Kanyarat Chaichan)は昨年11月、眉タトゥーの施術を受けた。しかしそのタトゥーアーティストは新米だったため、カンヤラットさんの眉は元の眉よりもかなり太いものになってしまった。黒のペンで塗ったようなその眉は大きなナメクジが貼りついているようにも見え、眉間がもう少しで埋まってしまいそうな仕上がりにカンヤラットさんは大きなショックを受けたが、修正するだけの金銭的余裕がなくそのままにしていたようだ。

しかしカンヤラットさんのことを知った1人のビューティーセラピスト、ヴィライラック・ナン=サンダントムさん(Vilailak Nan Sundantom)はこれに大きな同情を寄せた。
そして5万バーツ(約17万円)はかかるとされる矯正治療を無料でオファーしたのである。

「眉タトゥーの施術法を学ぶための場所はいくらでもあります。適当に施術して済むことではありません。誰でもこんな眉で一生過ごしたいと思うはずはなく、とても大きなミスだと言えるでしょう。矯正治療にはベストを尽くすつもりです。」

3月21日、カンヤラットさんはヴィライラックさんのもとで、タトゥーのように皮下にインクを注入するマイクロブレーディングとレーザー治療を混ぜ合わせた治療を受けた。失敗したタトゥーの痕が完全に消えるまでは3か月から6か月はかかるようだが、ヴィライラックさんの親切な申し出に感謝したカンヤラットさんはこのように話している。


「一生この極太眉で生きて行かなければならないと思っていましたから、今回素晴らしい治療をしてもらってとても満足しています。気分も良くなって、自分が綺麗になったように思えました。今はとにかく結果が出るまで待つだけです。」

今後、カンヤラットさんには更なる治療が必要になる可能性もあるが、今のところは順調に進んでいるようだ。このニュースを知った人からは「だから、自然のままの姿で最初から満足しておくべきなのよ」「虚栄心と愚かさ。この言葉しか思いつかない」「タトゥーを入れる人には同情できない」「呆れた…でも笑える」といった声があがっている。

画像は『The Sun 2018年3月26日付「OH BROW! Distraught woman, 26, left with slug-like eyebrows after botched tattoo job」(IMAGE: VIRAL PRESS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)