「みんなには言ったよな、(今回の大統領選では)投票しなかったって? でももし投票するとしたら、俺はドナルド・トランプに投票していただろう」―ステージ上でのそんな発言が話題になったこともある人気ラッパーのカニエ・ウェストが、トランプ大統領への愛を宣言。一方で前大統領バラク・オバマ氏を痛烈に批判した。


このほど『Ebro in the Morning』のホスト(Ebro Darden)がカニエ・ウェストとの会話を回顧し、彼の発言をこのように暴露した。

「カニエはこう言ってたぜ。『俺は大好きなんだ。ドナルド・トランプのことがな』って。カニエは何年も(前大統領)バラク・オバマ氏に働きかけようとしたんだ。なのに何もできなかった。
しかしトランプは会議の場を設けてくれたって説明していたよ。」

オバマ氏はカニエが好きではなかったらしく、過去にはJay-Zとカニエを比べてこんな発言をしていたのだ。

「Jay-Zの方が良い。私はカニエのことも好きなんだ。シカゴ生まれだし。それに彼はスマートな人物だから。」
「彼は才能はあるんだ。だがマヌケ。
そういうことだ。」

かつてMTVビデオ・ミュージック・アワードにて受賞スピーチを披露中のテイラー・スウィフトをカニエが妨害。「ビヨンセのミュージックビデオが最高なんだよ」などと暴言を放ち邪魔したことで、これについてオバマ氏が「奴はマヌケ野郎だ」と言い放つシーンがリークし、ちょっとした騒動が起きていたのだ。

ちなみに「世界の嫌われ者」とも言われるトランプ氏を嫌っていない、むしろ「好き」というセレブも皆無ではなく、名監督で俳優クリント・イーストウッドも「(大統領選でトランプ氏と闘った)クリントン氏が大統領になってもオバマ政権と何も変わらない」との考えを示したほか、子ども時代からトランプ氏を知るというパリス・ヒルトンは同氏につき「実はとても良い方なの」「私はトランプ氏に票を投じたわ」と明かし世間を仰天させたこともある。

人の考え方はそれぞれだが「トランプ氏が有能で尊敬に値する大統領か否か」に関する最終的な評価は、彼の政策や言動がアメリカ、そして世界をいかに動かすかに左右されそうだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)