このほど『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでお馴染みの人気俳優ジョニー・デップ(54)が、2人の元ボディガードに訴訟を起こされた。その驚きの理由とは?

「ジョニー・デップから支払われていない賃金がある。」
「不当に解雇された。」
「違法な業務をさせられた。」

その他いくつもの理由をあげ、彼を守るべく働いていた2人のボディガードがジョニーを提訴した。
『エンターテイメント・トゥナイト』が入手した文書によると、2人はプライベートセキュリティ会社のスタッフで「ジョニーを守る仕事を任されていた」とのこと。しかし2016年になるとジョニーの財政状況の悪化が発覚、ジョニーは同セキュリティ会社と手を切ったというが、彼らのことは信用していたのであろう。そのまま自分を守るボディガードとして雇い、働かせていたのだ。

また彼らは「従業員」として、法で定められた手当などを受けるべき立場にあったのだそう。2人はジョニーの家族のみならず友人らとも非常に親しくなったが、2016年から2018年までの間に状況は徐々に悪化。ボディガードとしての仕事以上のことを要求されるようになったそうだ。
しかも違法薬物などが置かれた車などの運転を頻繁に命じられ、ジョニー周辺の不安定な人々についてしっかり見張っておくようになどと求められたとのこと。さらにはジョニー本人の世話役までするはめになり、危険な職場環境でひどいストレスを被ったという。

2人は長時間のシフトを任され残業もこなしたが、なんと2年近くにわたり残業代は未払いのまま。食事や休憩時間も与えられなかったと主張している。

しかしジョニーに対して悪意はないもよう。一緒に働いた多くの人達と過ごした時間は楽しかったことも明らかにし、賃金、罰金、利息、残業や食事代金などを含む賠償金、弁護料、そして裁判費用の支払いを求めているという。
金遣いが荒く経済的に苦しいとされるジョニーだけに「いかほどの支払い要求に応じるのか」、または全ての主張を否定するのかなどに関心が集まっている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)