6月5日の午後、ブラジル中西部にあるマットグロッソ州カナラナでブラジル先住民の少女(15歳)が自宅浴室で女児を出産した。陣痛が始まった時に少女はひとりだったようで、あっという間に産まれた女児は浴室の床に落ち頭を打ちつけてしまったという。誕生後すぐに泣き声をあげなかったことからも、曾祖母(57歳)は赤ちゃんが死んだと思い裏庭の土の中に埋めた。
しかしこの一家が赤ちゃんの死亡届を出さなかったことから近隣住民が警察に通報、同日午後10時頃に警察官が少女の自宅を訪れた。女児が誕生してから8時間も経っており、警察官は埋められた女児がすでに亡くなっていると疑わなかった。
救急隊員は土にまみれた姿で救出された女児の気道を確保した後に酸素吸入し、アクア・ボア地域病院へと搬送した。医師らはすぐに女児を緊急治療室へと運び、検査や治療を行った。誕生時に頭を打ったことで、女児は頭蓋骨を2か所骨折していたが、現在は徐々に回復の兆しを見せているという。
女児を生き埋めにした曾祖母はその後、警察の調べに対し「産まれてすぐに泣き声をあげず、死んだと思った。
カナラナの軍事警察長官は、「女児は午後2時頃生き埋めにされたようだ。何時間も経ってから通報を受けて捜査したため、我々は女児の生存を期待していなかった。
このニュースを知った人からは、「赤ちゃんは誕生後しばらくしてから泣く場合もあるよ。それを待たずに埋めるなんて、殺そうとしたも同然」「生きていると知っていて故意に生き埋めにしたとしか思えない」「産まれてすぐにこんなひどい目にあってかわいそうに」「どうか順調に回復して、この子には良い人生を送って欲しい」「赤ちゃんをこの一家に戻さないでほしい」「言葉を失う…。でも助かって本当に良かった」といった声があがっている。
画像は『Mirror 2018年6月7日付「Newborn baby wrongly thought to have died at birth survives being buried alive for EIGHT HOURS after cops ‘hear whimpers’」(Image: FocusOn News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)