大切であるはずの我が子をネット上で売ろうとした母親が米テキサス州で逮捕され、このほど懲役40年の判決が下された。『Star-Telegram』『news.com.au』『Metro』などが伝えている。


今年2月、テキサス州モンゴメリー郡に住むサラ・マリー・ピーターズ(25歳)は、ネット上に写真付きで「この子と楽しまない?」と自分の2歳になる娘を性的目的で売る広告を出した。

地元メディア『Houston Chronicle』が伝えたところでは、児童に対するインターネット犯罪を取り締まる特別捜査班のジェリー・サーラット刑事巡査が娘を売ろうとするピーターズの書き込みを発見し、おとり捜査を開始したようだ。サーラット刑事巡査は過去に「近親相姦にハマっていた母親がいる」という密告を地域住民から受けており、ピーターズを密かに監視していたという。

何回かのネット上でのやり取りには、ピーターズがおとり捜査とも知らずにサーラット刑事巡査に「娘と楽しむためにお金を払ってくれそうな人を知っているか」と尋ねたり、娘のヌード写真を送るなどしていたことが明らかになっている。

小児性愛者のフリをした刑事巡査がピーターズに1,200ドル(約134,000円)で娘を買うことに同意すると、ピーターズは2月にヒューストンから娘を連れて「Greyhound bus(グレイハウンドバス)」に乗ってコンローまでやって来た。お金を払ってくれるであろうと信じていたピーターズは、バス停で捜査官と米国土安全保障省スタッフに逮捕され、娘は児童保護サービスへと保護された。
娘の親権を剥奪されたピーターズは、2月22日にモンゴメリー郡刑務所へ搬送された。

7月12日に行われた裁判で罪を認めたピーターズには、児童に性行為をさせようとした罪で懲役40年、さらに児童に売春行為を促した罪と人身売買を試みた罪で各20年の懲役判決が下された。ピーターズは2038年まで仮釈放を認められることはないという。タイラー・ダンマン検察官は「我が子を性犯罪の危険に故意に晒す母親がいるという全く持って信じ難いケースであるが、実際に我々の地域社会ではこのようなことが起こっているのだと実感せざるを得ない」と述べた。

このニュースを知った人からは「わずか2歳の子供を…考えただけで恐ろしい」「こういう犯罪は死刑に値すると思う」「40年の懲役は短すぎる」「吐き気が出るほどひどい女だ。こういう奴が母親だなんて信じられない。
子供が救われて良かった」「もし捕まらなかったらと思うとゾッとする」「正直、この母親はまだ懲役刑が長いほうだと思う。世の中の性犯罪者で刑期がもっと短い奴などごまんといる」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年7月13日付「Mother tried to sell sex with two year-old daughter for $1,200」(Picture: Montgomery County Sheriff’s Office)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)