18歳で『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』(2003年)に出演し、2005年の映画『プライドと偏見』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、若くしてハリウッドの売れっ子女優へと駆け上がっていったキーラ・ナイトレイ。数々のヒット映画に出演していた2000年代を映画情報誌『ザ・ハリウッド・レポーター』のポッドキャストで「完全におかしかった」と振り返った。
「過去の実績だけを見れば素晴らしいでしょう。『ワォ、ヒットの後にまたヒットで、またヒット!』って。でも、現場で実際に聞く声は批判ばかりだった、本当に。それに、自分が何をしているのか分かっていなかったわ。」
「映画のレビューは私の外見ばかりを書き立てて、演技についての評価は散々だったから、ひどく傷ついたわ。
キーラは22歳で精神的に病んでしまい、PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断されて、1年間の休みをもらったそうだ。
「セラピーにのめり込んだの。
年齢を重ねて心の問題が改善され、ハッピーになっていったキーラ。
「自分自身を一番誇りに思っていることは、私の仕事、つまり女優として演じることを学んだことよ。
「でも、もっといいパフォーマンスをしたいわ。それがすぐできるようになるって言ってるわけじゃないのよ。ただ、私は学び続けたいし、もっと上へと自分を駆り立て続けたいの。今の私の状態はとてもいいわ。だって自分は何ができるかということにとても自信を持っているから。」
順風満帆に見えた成功の裏に、たくさんの葛藤を抱えてきたキーラ・ナイトレイ。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)