ツアー第4日目となる豪時間19日、シドニーにある女子校「Macarthur Girls High School(マッカーサー・ガールズ・ハイスクール)」を訪問したヘンリー王子とメーガン妃。夫妻が訪問することを事前に知らされていなかった生徒達は、のちに『Ten News』の取材に対し「メーガン妃が手を振ってくれました。ヘンリー王子もいらっしゃいました。とってもよい雰囲気でしたよ。メーガン妃は素晴らしくエレガントで美しい女性でした」と絶賛している。
校内でヘンリー王子とメーガン妃に、現在行っているプロジェクトについて説明する生徒達。そのうちの一つは、貧困に喘ぐ女性のために、生活必需品を箱詰めしたり、寄付された物品を警察や避難所に届けるというものだった。これら生徒達の活動を目にしたメーガン妃は「私が初めて仕事を得たのは14歳の時でした。ゴミを出したり、色々なことをしました。あなた達も、このような取り組みを通じて素晴らしい労働倫理を学んでいるのでしょうね」と語りかけたという。
メーガン妃は自身も女子校に通っていたことから「あなた達を見ていると、自分の若い頃を思い出します」と述べ、「あなた達の活動は素晴らしいです。
メーガン妃については、アンドリュー・モートン氏(Andrew Morton)の著書『MEGHAN: A Hollywood Princess』の中で、妃が13歳から14歳の頃にビバリーヒルズのヨーグルト店「HUMPHREY YOGART」でアルバイトをしていたことが書かれている。
当時13歳から14歳だったメーガンさんを雇う前から現在まで30年以上にわたり、同じ場所で店を続けているオーナーのPaula Sheftelさん(ポーラ・シェフテル)に以前、記者が取材を行った際、ポーラさんはメーガン妃について、
「当時の最低時給は4ドル(438円程度)でしたが、明るくハキハキかつ礼儀正しい接客で、メーガンさんは人気者でした。ヨーグルトを盛り付ける以外に、レジに立ったり店内をすすんで清掃したり、溜まった食器も率先して洗うなど、機転を利かせてキビキビ動く真面目な従業員でした。」
と語ってくれた。ちなみに同書ではメーガン妃が「サンフェルナンド・バレーのシャーマンオークス店」に勤務していたと綴られているが、実際はビバリーヒルズ店だったことも取材時にオーナーが明かしてくれている。
この日メーガン妃が「Macarthur Girls High School」で明かした「初めての仕事でゴミ出しをした」というエピソードは、ひょっとしたらこの店で働いた経験を指しているのかもしれない。
メーガン妃の母校はカリフォルニア州ロサンゼルスにあるカトリック系女子校「Immaculate Heart High School(イマキュレート・ハート・ハイスクール)」で、故メアリー・タイラー・ムーアやタイラ・バンクスといったセレブも卒業生として名を連ねる。ヘンリー王子との婚約ニュースが世界中に飛び込んできた昨年11月27日に同校は以下のようにツイートしている。
「これまで1万人を超える、純白な心と善意を持ち合わせた素晴らしい女性たちが本校を飛び立っていきました。女優で人道主義者であるメーガン・マークルさんの名を、こうして我が校の歴史に改めて刻むことができ、誇らしく思います。メーガンさんと英国ハリー王子殿下のご婚約にあたり、我が校一同ご多幸を心よりお祈りいたします。」
独身時代はNGO団体「ワールド・ビジョン」のアンバサダーや、ジェンダー平等・女性のエンパワーメントを支援する国連機関「UN Women」(国連ウィメン)の支持者として様々な活動に携わってきたメーガン妃。
画像は『Kensington Palace 2018年10月19日付Instagram「At MacArthur High School, The Duke and Duchess of Sussex met Year 9 students working on a project investigating issues of social justice and women, and youth empowerment, including research on the UN and the Declaration of Human Rights」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)