ノーサンバーランド州プルードホーに暮らす3児の母キャスリン・リーザード(30歳)は、2011年から2016年の5年間にわたり、シングルマザーと称して税金控除、所得支援、地方税控除、住宅給付金を申請し、総額78,990ポンド(約1,150万円)のベネフィットを搾取していた。
ところが、キャスリンと一緒に住んでいたパートナーがオンラインで食事をオーダーするサイト「Just Eat」に登録した後、このパートナーの住所がキャスリンと同じものであることを監査局の役人が突き止め、キャスリンは逮捕となった。
昨年11月にニューカッスル刑事法院で行われた裁判で、3件のベネフィット詐欺を認めたキャスリンに対し、スティーブン・アール判事は「国の資金は、税金を支払う市民にこそ受け取る権利があるものだ。しかしながら被告は政府を騙し公共の資金を多額に搾取した」と厳しく糾弾したものの、「ただし3人の子育ては容易ではないだろう。
ところが今になって、キャスリンは「無収入労働命令には応じられない。労働には不向きという審査が下された」と執行猶予の要件を修正する申請を開始したようだ。10月22日には、サウスタインサイド治安裁判所に出廷予定であったにもかかわらず、欠席したキャスリン。当日、裁判所は「気が動転していて出廷できない」というキャスリンからの電話を受けているが、出廷しなかった真の理由は現時点では明らかになっていない。このため、一件は10月31日まで延期となっている。
このニュースを知った人からは「とことん人間として堕落しているな、この女」「こんな母親からはもう親権を奪えばいい」といった非難の声があがっている。
画像は『Chronicle Live 2018年10月23日付「This benefit cheat took over £78,000 - but now she claims she’s ‘unfit’ to do her unpaid work」(Image: ncjMedia)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)