今年9月に日本でも公開された米映画『クレイジー・リッチ!』のヒロインを務めたコンスタンス・ウーが、第76回ゴールデングローブ賞映画部門で主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)にノミネートされた。同賞にアジア人女性がノミネートされるのは、1974年のイヴォンヌ・エリマン以来の快挙である。


米映画『クレイジー・リッチ!』の主演コンスタンス・ウーが、第76回ゴールデングローブ主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)にノミネートされた。コンスタンスは台湾系アメリカ人である。

アカデミー賞の前哨戦ともいわれるゴールデングローブ賞。そのノミネーションを知ったコンスタンスは、自身のツイッターに「有頂天になっているわ。ショック状態よ! ありがとう、ゴールデングローブ!」と興奮気味に書き込んでいる。また、彼女は米情報番組『Entertainment Tonight』で「ノミネートされるとは正直思わなかった。
だって、アジア系アメリカ人女性がノミネートされるのを私は見たことなかったから」と驚きをもって語っている。

本作は1993年米公開の映画『ジョイ・ラック・クラブ』以来、ハリウッド映画として25年ぶりにアジア系俳優のみを主なキャストに起用した作品である。ストーリーは、大富豪のシンガポール人男性と彼の家族の間で揺れる女性の気持ちを描いたラブコメディーだ。今年8月にアメリカで上映が開始されてから、既に約268億円の興行収入を記録している。

ちなみに、これまでゴールデングローブ主演女優賞にノミネートされたアジア系女性は限られている。1962年の第19回ゴールデングローブ映画部門主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)では日本人のミヨシ・ウメキが、また1974年の第31回ゴールデングローブ映画部門主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)にて日系アメリカ人のイヴォンヌ・エリマンがノミネートされた。
最近では、2006年の第63回ゴールデングローブ映画部門主演女優賞(ドラマ部門)で中国人のチャン・ツィイーがノミネートされたことも記憶に新しい。今回のコンスタンス・ウーの主演女優賞ノミネートによって、アジア系女性がハリウッドで存在感を示していることがうかがえる。

コンスタンス・ウーは他4人の候補者、エミリー・ブラント、シャーリーズ・セロン、エルシー・フィッシャー、そしてオリヴィア・コールマンと主演女優賞(ミュージカル・コメディー部門)の座を争う。コンスタンスが選ばれれば、主演女優賞を勝ち取る初めてのアジア人となる。来年1月7日(日本時間)に予定されている第76回ゴールデングローブ賞の結果発表が今から待ち遠しい。

画像は『Constance Wu 2018年11月29日付Instagram「Happy Holidays from the ladies of @crazyrichasians and @entertainmentweekly」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ミカ・シスラー)