今年3月末に所属事務所「オフィス北野」から独立したビートたけし。現在は自身が代表取締役を務めるT.Nゴンに所属しているが、今は「働いた分だけお金がもらえる」喜びを感じているという。


今月10日に放送された特別番組『ビートたけしのオールナイトニッポンPremium』(ニッポン放送)でのこと。パートナーを務めた放送作家・高田文夫氏から「今年はよく働いたね」と声をかけられ、これにビートたけしは「働いたね今年」と返した。確かにレギュラー番組やCMなどで見ない日はないほどの活躍ぶりで、今年春には旭日小綬章を受章するなど更なる名誉も受けた1年であった。

たけしといえば、今年3月に所属事務所「オフィス北野」からの独立を発表し、所属していた“たけし軍団”の動向や高額報酬をもらっていた事務所幹部の内情などに注目が集まり、騒動となっていた。

結局、たけしは古巣から離れ、今は自身が立ち上げた事務所に所属しているが、そこで感じたのは「事務所にマージンとられないってことが、こんなに嬉しいこととは思わなかった」という率直な喜びだったそうだ。同時に「もうね、事務所がこれだけギッてたのかっていうのがね」と、かつての所属事務所がかなりの額を差し引いていたことに驚いたという。


実際には貯金通帳に目を通していないたけしだが、手ごたえは「もう凄い」ほど感じており、以前とあまりに違う状況に「月に1回仕事して、あとはやめちゃおうかと思ってんだよ」と仕事量のセーブも視野に入れていることを明かした。

とはいえ複数の長寿番組の顔となっているたけし、71歳の今も人気は衰えていない。新しい事務所に関しては、現在勾留されている日産自動車のカルロス・ゴーン前会長を引き合いに出し「うちは明朗会計」と順調な経営状況をうかがわせており、高田氏が言うように“巨万の富”を築き上げることになりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)