昨年12月にモデルの長者番付にて2250万ドル(約25億5千万円)で2年連続トップとなったケンダル・ジェンナー(23)。14年間連続で1位に君臨していたジゼル・ブンチェンを抜いて新しい女王となったケンダルだが、ネット上で多くのアンチコメントが届く日々を送っている。
このほどケンダルが、その辛い思いを語った。

今のモデルたちはSNSの普及でファンと距離が近くなり、自らプライベートの写真を公開したり、意見を言ったりするのが簡単な世代だ。しかしたくさんの褒め言葉を受け取るなかで、アンチからの卑劣なコメントも毎日のように読むことができてしまうのも事実だ。ケンダル・ジェンナーはインスタグラムに1億300万以上のフォロワーを持つが、昨年1月に開催されたゴールデングローブ賞授賞式に出席した時に顔のニキビを多くの人から非難されるという経験をしていた。ケンダルはこのことがきっかけでスキンケアブランド「プロアクティブ」の広告塔に就任している。そんなケンダルが、SNSでニキビを非難されたことについて『Allure』に思いを語った。


「(ニキビは)毎日鏡で自分の顔を見て、見えるものよ。そこにあって欲しくないけど、自分の目の前にあるものに向き合わなくてはいけないの。私も対処しなくちゃいけなかった。ゴールデングローブ賞の授賞式に行くのは人生で一度きりの経験かもしれない。また行くかは分からないわ。だって、私が普段行くようなイベントではないから。
分かるでしょ? 私は授賞式に行って、すごくワクワクしていたわ。ニキビのような小さなことで、(大きなことでもあるけど)行くのをやめることはしない。自分にも自信があったわ。それで、みんなが意地悪なことを言ったの。私は『ニキビがあるのは分かってる。ニキビができてるって分かってる。
指摘する必要なんてないわよ。私だって見える。でも、私の好きなようにさせて』って感じだった。」

「人々が私に言ったことで、何日間も延々と泣いていたわ。強くならなくちゃいけなかったの。でも、誤解しないで。私は超人じゃない。
私だってほんとに深く受け止めてしまうの。オンライン上で人が言うことって本当にひどいから。自分の人生をただ生きるしかないわね。気にしないように。深く入りすぎて、気にしすぎるとかなり不健康よ。本当におかしくなっちゃうもの。」

自信に溢れて美しいケンダル・ジェンナーだが、不安症状と闘っていることを明かしており、とても繊細である。
ケンダルは2017年にペプシのコマーシャルに出演し、そのコマーシャルが「人種問題がペプシだけで解決できるほど簡単ではない」と批判されて炎上。その時もケンダルはショックを受け、出演するリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』で涙を流していた。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)