ラグビーの試合を終えた選手たちがすでに去った後、新たなラグビーチームがフィールドに現れた。南アフリカで非常に珍しい光景が捉えられたが、周辺に住む人にとってはそれほどでもないようだ。
『News24』などが伝えている。

南アフリカのリンポポ州ツァニーン(Tzaneen)にあるレタバ(Letaba)ラグビークラブのフィールドに5月29日午後9時半、カバの群れが現れた。

投稿された動画には、カバの親子を先頭に7頭が時々草を食べながらフィールドを横切る姿がある。カバはのんびりしているようなイメージだが、群れが移動していくのは結構速い。

このラグビー場はプロが試合に使うようなスタジアムではなく、ラグビークラブのフィールドでセキュリティもそれほど厳重ではない。また、周りをフェンスなどで囲ってあるだけでカバは容易に入り込める。


Facebookには「彼らとスクラムを組みたくない」というコメントのほか、このエリアの人から「よくカバが来るって言ってただろう?」「先日あなたの家の近くにいたカバの仲間じゃないか?」といった声があがり、周辺でカバを目撃することが多い様子がうかがえる。

『Far North Bulletin』のジョー・ドレイヤー編集長によると、ラグビー場はレタバ川の土手が近くにあり、夜行性のカバは日没後にフィールドの草を食べによくやってくるとのことだ。ただしカバは攻撃すると非常に危険な動物であり、こういう時はただ見守っているほうが無難のようだ。



画像は『Far North Bulletin 2019年5月30日付Facebook「Letaba Rugby Club has just appointed new groundsmen.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)