かつては故ダイアナ妃の面影を残す美しい顔立ちと、サラサラのブロンドヘアが大人気だったウィリアム王子。そんな王子の薄毛現象が始まったのは20代の頃だった。兄の薄毛をヘンリー王子が度々ジョークのネタにするようになって久しいが、近年はヘンリー王子自身の薄毛も急速に進行しており、もはや兄を笑えない状態になってきている。
現地時間25日に訪れた「シェフィールド・チルドレンズ・ホスピタル」では、30年前に同地を訪れた故ダイアナ妃が署名したゲストブックを感慨深く見つめるヘンリー王子の姿が注目を集めたが、のちにクマのマスコットとハグを交わす王子の後ろ姿がネット上で公開されると、そのあまりにも寂しい後頭部に人々は驚いてしまったようだ。
「英国一」と評判の「Crown Clinic」に勤務する植毛エキスパート、アシム・シャマラック医師は英紙『The Sun』に対し、
「ウィリアム王子に比べると、薄毛の始まり時期こそ遅めでしたが、現在のヘンリー王子はお兄さんに急速に追いつきそうな勢いですね。特に頭頂部の減退は著しいものがあります。」
と指摘している。
抜け毛は遺伝によるものもあるが、同時にストレスもその進行を早める要因の1つとして知られる。昨年5月のメーガン妃との結婚以来、ウィンザーへの引越しや第1子の誕生、また新チャリティーの設立など短期間にめまぐるしい変化を経験したヘンリー王子だけに、シャマラック医師は「ロイヤルメンバーとしてのプレッシャーとこのような環境の変化とのコンビネーションによるストレスが、頭頂部の抜け毛を加速的に進行させている可能性がある」と見解を述べている。
また2018年5月のメーガン妃との結婚以来、後頭部のはげ上がった部分が2倍に広がっているとも指摘、「ウィリアム王子はすでに手遅れですが、ヘンリー王子は今ならまだ間に合います」と王子に毛髪移植手術を勧めるシャマラック医師であった。
独身時代から兄のような薄毛になることを恐れ、一時は毛髪移植も考えていたとされるヘンリー王子だが、王室関係者は昨年、「見た目をそこまで気にする必要はない」とその考えを改めさせたのは他でもない妻メーガン妃だったことを明かしていた。兄ウィリアム王子には「やっぱり血は争えないね」とイジられているヘンリー王子にとって「髪があろうが、なかろうが、あなたは最高に素敵」と言ってくれるメーガン妃の存在は大きな救いであろう。
ちなみにここ数年顎まわりにフサフサと赤ひげをたくわえているヘンリー王子について、シャマラック医師は「頭髪の減退に悩む男性が“男らしさの象徴”として顎ひげを生やすことはよくあることです」と述べている。
画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年7月11日付Instagram「This morning, The Duke of Sussex met with Youth Ministers from across the Commonwealth to discuss ways in which governments can give a higher priority to global issues ranging from climate change to job creation, mental wellbeing, education, and peace and security」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)