小泉進次郎氏が父で元首相の小泉純一郎氏の地盤を引継ぎ、初当選したのは2009年の第45回衆議院議員総選挙だった。政治や行政の経験が無く純一郎氏の私設秘書を1年務めての立候補に、一部有権者からは世襲を批判されたものの投票総数の過半数を獲得した。端正なルックスと父譲りの歯切れのいい語り口で注目を集め、2011年10月には早くも自民党青年局長に就任。当時「スター不在」とされた自民党内で、一際目立つ存在となった。
この頃はあらゆるメディアが進次郎氏を追いかけ、取り上げていた。2012年2月に放送された『5時に夢中!』(TOKYO MX)でも「小泉進次郎の“言葉の力”」と題した夕刊紙の記事を取り上げ、政治ジャーナリストによる「言葉の伝達力がズバ抜けている」と絶賛する内容を紹介した。この時、司会を務めていた逸見太郎から「小泉進次郎さんにどのようなイメージをお持ちでいらっしゃいますでしょうか?」と問われたマツコ・デラックスは「うん、大っ嫌いです!」と即答。そして「血ヘド吐くほど嫌いです」と真顔で言い切ったのだ。
これに驚いた逸見が「どうしてでしょう?」と尋ねるも、「何をしてくれたのよ、このガキが!」と返したマツコ。まだ新人議員で何の実績も出していないのに、周りが異様なくらい持ち上げていることが不快でたまらなかったらしい。記事にある彼の“言葉の力”についても「絶対、誰かからコントロールされている喋り」「今の時節柄みたいなのをちゃんとリサーチしててさ、何を聞かれたらこう答えるってのがきちんとできてるのよ」と早口で捲し立てると、「それだけの男でしょ?」とバッサリ斬った。
現在は衆議院議員総選挙で4選を果たし、「ポスト安倍」の一人として名前が挙がるまでになった進次郎氏。復興政務官や農林部会長、厚生労働部会長として汗を流してきたことが評価されているのだろう。ネット上では今回の滝川クリステルとの結婚の話題が『5時に夢中!』で取り上げられた時、マツコは進次郎氏についてどう発言するのかに関心が集まっている。
(TechinsightJapan編集部 みやび)